大きな疫病が流行した後の社会の特徴について
さて、それでは、そうした大きな疫病が流行した後の社会には、その後、いったい、どのような変化が起きたのか、というと、これはしばらく時代が経つと、まるで、ずっと大昔からそうだったかのように思われてくるようなので、ちょっと不思議なところもあるのですが、大きく言うと、だいたい次のような三つのことが言えるようです。
まず一つめは、そうした突然の疫病によって、社会の有力な人々が軒並み、みんな亡くなってしまった場合には、気がつくと、いつの間にか、まるでずっとそうであったかのように、以前は、それほど有力でもなかった別の家系の人々が、その社会の権力者に成り代わってしまっているようなことも、とても多かったようです。
二つめは、たいてい、そうした大変な疫病が流行るような時代には、社会的な権威が失墜して不安定になりやすく、多くの人々が、大変な絶望や無力感を感じるようになることが多いようなので、その結果、強い権力を持った人々や、強い競争力を持った人々が上に立つ時代から、多くの人々の気持ちに、より寄り添った政治や社会運営が行えるような人々が、だんだん、そうした社会の主導権を持つようになってゆくことが多いようです(こうした過程で、現在の人類の社会のような民主政治や平等な社会が、だんだん出来上がってきたようなところもあるようです)。
Cecye(セスィエ)
2020年5月30日 11:03 AM, スピリチュアリズム、霊界 / 人生観、世界観 / 健康、医療 / 宗教、道徳 / 愛について / 政治 / 歴史 / 社会、文化 / 経済 / 自然、生命