３、ヨハネの黙示録における霊的な預言の正当性と、その解釈の難しさについて
それから第三には、このヨハネの黙示録の内容についてなのですが、ここではとてもではないが、あまり細かな内容には触れられないのですが、かなり大まかに述べると、だいたい次のようなことが言えるのではないか、と思われます。
まず最初に述べておきたいことは、このヨハネの黙示録の内容は、地上の世界の出来事だけでなく、神や天使の世界や、地上の世界の側近くの幽界や、悪魔の世界などの霊的な世界の様々な出来事も含めて、かなり広い範囲を網羅するような形で述べられた文章のようです。
そうすると、基本的にそうした霊的な世界の出来事というのは、様々な時代に様々な国々や地域の様々な人々の間に、様々な形の多少似通った出来事が、いろいろと分散して起きることが多いようなので、ですから、はっきり言ってしまうと、そもそも、こうしたヨハネの黙示録が書かれた時点から、「これは、どこそこの国の話である」とか、「これは、誰それについて書かれた内容である」というような断定が、元々、ほぼ不可能なところがあるようなのです。
※現在までに私が調べた範囲では、ヨハネの黙示録の内容の中には、この物質世界では起きていないが、霊的な世界では、実際に見聞きした内容もかなりあったようです。ですので、ヨハネの黙示録と多少類似した内容の霊的な啓示や予言や、そうした霊的な体験の話を述べるような人は、他にもそこそこいたのではないか、と思われます。ただし、それでは、そうしたことがすべて、この物質世界で起きるのか、というと、なかなか、そうとは言えないところも多いのではないか、と思われます。
Ｃｅｃｙｅ（セスィエ）
2018年11月20日 9:03 PM, キリスト教 / スピリチュアリズム、霊界 / ユダヤ教 / 予知、予言、未来予測 / 宗教、道徳
