Light Symbol

有名人や成功者になった人が陥りやすい失敗と、その対策について Part 19

 それで、どの業界でも、その業界の学校や企業や団体などによる教育によって、「以前、こんな大騒動が起きたことがあったので、みなさんには、どうしても、この件についてだけは十分に気をつけてほしい」とか、「こういう問題が起きると、その人個人だけでなく、大勢の他の人達まで、いろいろと一緒に被害を受けることがあるので、できるだけ慎重な行動を心がけてほしい」などというように、かなりきっちりと教えられたり、また先輩や友人などからの助言によって、「お前、あれは大丈夫だけど、これは絶対にやめとけよ。あとで、とんでもない目に遭うことがあるからな」とか、「ああ、あれはすごい面白い遊びなんだけど、節度だけはしっかりわきまえておかないとダメだぞ」などというようにお互いに教え合ったりして、普通の世間では、決して教えてもらえないような様々なその業界のノウハウを教えるような仕組みになっているものなのですが、ところが、これにも問題があって、世間というのは非情なもので、時には、どんなに優れた指導システムのようなものがあったとしても、突然、何らかの予期せぬ事情で、世間や業界のルールそのものが大きく変わってしまうこともあったりするのです。

 そうすると、いったいどのようにすれば、こうした危険から逃れられるのか、というと、それは意外と簡単で、現在の世間の普通の人々の感覚や、その業界が置かれている客観的な状況などを知るために、「ある程度、自分が偉くなってきたな」と思えた頃から、時折、世間の普通の人々と気楽に接したり、話し合うような機会を持って、その人が成功して得た、ある意味、かなり特殊な業界人としての感覚と、そうした業界にはいない外の世界にいる普通の人々の感覚とのズレが、あまり大きくならないようにしておくことが、とても大切なのではないか、というように思われます。

※ただし、どのような業界や人間関係であっても、守秘義務のようなものがあるので、そうした人々と交わる際に、あっちでもこっちでも自分の話したいことを好きなように話していると、その当人としては、突然、思いがけないような形で大きく失敗をすることもあるので、そうした注意は、とても大切になります。

 

 これで「有名人や成功者になった人が陥りやすい失敗と、その対策について」の話は、おしまいになります。

 

Cecye(セスィエ)

2018年6月11日 9:03 PM, 人生観、世界観 / 成功論、繁栄論 / 知恵、正しさ / 社会、文化



«

»

おすすめ記事

過去の記事