②何らかの分野である程度、成功できたように思われたら、時々意図して、その分野以外の普通の人々と接して、普通の人々の感覚をある程度、理解できるようにしておくことが大切である
二つめは、これは普通、世間では、ほぼ全く話にも上らないことも多いような内容になるのですが、世間には、少し足を踏み入れると、「ここまでは倫理的にも法律的にも全くＯＫなのだが、ある非常に微妙な一線を越えてしまうと、突然、倫理的にも法律的にも完全にアウトになってしまう」とか、「これは誰が見ても、ほぼ完全に遊びや趣味と認識されるような内容になるのだが、そこを一歩越えて、少しでも違ったことをすると、途端に法律的には犯罪となり、時には警察に捕まることになってしまう」とか、「ここまでは世間の人々からは、ほぼ完全に素人の遊びや、ちょっとした間違いのように考えてもらえるのだが、その人の立場上、ある一線を、ほんのちょっとでも越えて、別の何らかのことをしてしまうと、途端にそうしたものとはみなされずに、時には大事な仕事や社会上の立場を失ったり、マスコミから大騒ぎされるような大問題として取り上げられてしまう」などというような内容があるものなのですが、残念ながら世間では、「いったい、いつ、どこで誰が、どのようなことをした場合にはＯＫで、いったい、いつ、どこで誰が、どのようなことをしたらダメなのか」とか、さらには、「いったい、どこまでは法律的、社会的にＯＫで、いったい、どの一線を越えてしまうと法律的、社会的に許されないことになるのか」などというようなことが、意外と結構、曖昧でよくわからないことがあるものなのです。
そうすると例えば、何らかの分野である程度、成功するような人というのは、おそらく、その分野のことに関しては、かなりの知識や技能や経験を有するような人物であるとは思われるのですが、ところが、そうした分野の、まるですぐ隣に大きく広がっているようにも感じられるような別の遊びや楽しみのような世界に、そうした世界で築いた自信や人気や経済力のようなものを、そのまま持ち込んでのめりこんでいってしまうと、その人自身としては、突然、かなり意外な感じで、警察から何らかの罪に咎められるようになったり、またマスコミから、その人の非を追求されるような身になったりするような形で、大きな失敗に巻き込まれてしまうことがあるようなのです。
Ｃｅｃｙｅ（セスィエ）
