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有名人や成功者になった人が陥りやすい失敗と、その対策について Part 8

2、長い人生の間には、時折、いつの間にか気がつかない間に、その人の実質的な仕事の中身や注意事項などが、かなり大きく変わってしまうことがあるので、非常に注意が必要である

 二つめは、これは世間では、あまりはっきり言われないことが多いのですが、たいていの人の人生では、一度、何らかの専門分野の仕事の世界に飛び込んでしまうと、次から次へとずっと忙しく働いてゆかなくてはならなくなることが多いために、たとえ、どんなにものすごく昇進しようが、別の部門に移動しようが、また、どこか日陰の部門に左遷されようが、さらには何らかの別の仕事に転職しようが、はっきり言って、何かよほど大きな怪我や病気をするとか、長い休みでも取らない限りは、その人自身の感覚としては、あまり大きな人生の節目というものを感じることなく、そのまま過ごしてゆくことが多いのではないか、と思われます。

 そうすると、これはとても不思議な話になるのですが、はっきり言うと、もう人によっては、たとえ同じ会社にいて、ほぼ同じような役職の仕事をしているとしても、いつの間にか、その人がやるべき仕事の中身や、その人が仕事上、かなり慎重に注意しなくてはならないような内容が、その人自身も、ほとんど、はっきりと意識することもないうちに、かなり大きく変わってしまうことがあるのです。

 そうした際に、わりと早い段階で、何らかのちょっとしたミスやクレームなどでそうした変化に気がついて、自分の仕事のやり方や注意事項を早め早めに大きく変更していったり、あるいは、自分の性格や能力としては、その仕事の内容は、どうやっても不適任であるということにはっきりと気づいて、仕事を減らしてもらったり、別の部署への移動や、別の仕事への転職がうまくできたような人は、それほど問題なく過ごせるのですが、ところが、そうではなく、たとえ同じ会社の中のほぼ同じような役職の仕事であったとしても、その人の仕事の仕方や注意すべき内容の変化に、あまりにも鈍感であった場合には、その後、どこかの段階で、その人自身としても、周りの人々としても、また場合によっては、その人のサービスを受けている顧客の人々としても、突然、かなり意外な感じで、その人の大きな失敗や過失によって、非常に大きな被害や損害を受けてしまうことがあるのです。

 ですので、これは人によっては、もうほぼ無意識のうちに次々と手早く手を打ってゆけるような人もいるものなのですが、そうではなく、そこまで頭が切れる器用な人間ではないと思われるような人の場合には、その人自身の立場が大きく変わってきた際や、また、そうでなくても時折、自分自身の置かれている立場を、できるだけ客観的に見直すようにして、「自分は、その仕事では、いったい何を求められているのか」、「また自分が、その仕事上、最も注意しなくてはならないことは、いったい何なのか」ということを、かなりしっかりと見直すようにした方がよいのではないか、と思われます。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2018年5月23日 9:03 PM, おすすめ記事 / 人生観、世界観 / 成功論、繁栄論 / 知恵、正しさ



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