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歴史の終わり Part 3

繁栄と衰退の無限のループを引き起こす集団的自己実現のパワー

 こうした非常に複雑な集団心理に陥っている人々が、「その人の潜在意識の思い描いた通りに、すべてが実現してゆく」、というような巷の自己実現の法則通りに何千万人、何億人というような、ものすごい大集団としての自己実現をし始めてゆくと、一体、どうなるのか、というと、これは、いくらでも言えるのですが、代表的なものとしては、

1、経済的に景気は良くなったと思ったら、またドスンと落ちて、再び上がり始める、というような経済サイクルを永遠に繰り返し続けることになる

2、国土を開発して、住みやすい、きれいな街並を整えると、一定期間ごとに戦争や天変地異などによって破壊され、その後、再び開発を始めるようなサイクルを永遠に繰り返すことになる

3、宗教教育や道徳教育によって、すべての国民が素晴らしい信仰心を持ち、善良で倫理観の高い最高の国にするはずだったなのに、その後、軍隊が暴走したり、経済が破綻したり、文化が停滞したりして、だんだん三流国に転落するばかりか、そのうち宗教心や道徳心すら、だんだん荒れてゆき、暴力や腐敗のはびこる最低の国になってしまい、再度、そこから宗教心や道徳心を高める新たな国造りをしなくてはならなくなる、というようなサイクルを永遠に繰り返し続けることになる

4、これは現代の地球だと、まだ起こっていませんが、外宇宙の文明では、よくある歴史のシナリオなので一応説明しておきますが、多くの人々を豊かに幸せにするために科学技術の進歩を図ってゆくうちに、いつの間にか、そうした科学技術の進歩に多くの人間があぐらをかいて、何の努力もチェックにしないようになると、そのうち高度な人格と知性と社会へのコントロール力を兼ね備えたスーパーコンピューターのような存在に、逆に人間の方が支配されるような社会に移り変わることになるのですが、結局、その後、そうした社会では、人間対ロボット(機械)が真っ正面から対決しなくてはならなくなるような大戦争が巻き起こり、そうした大戦争の後、再び、一から文明の再構築をしなくてはならなくなる、というようなサイクルを何度も繰り返すことになる

 などというようなものがあげられるのですが、要は、ここで言いたいのは、現在の地球の文明のスタイルであると20世紀から21世紀の辺りが、地球の文明としては、そのほぼ頂点に当たるような一つの歴史の到達点になってしまっているので、今のままの歴史の推移であると何か大きな変化でも起こらない限りは、多分、数十年以内に現在の物質世界における地球の文明は、惑星規模で(現在の地球文明は、惑星規模なので)、今述べたような地球文明全体の終末のサイクルに入るのは、ほぼ間違いない、ということなのです。

 

 

 追伸

 これは物質世界では、歴史の法則的には、おそらく、そうなるだろう、ということを述べているのですが、今のところ、まだ人類の未来をそんなに悲観する必要はほとんどない、ということを念のため付け足しておきます。

 また別の機会に、その防止策について、書きたいと思っております。

 

Cecye(セスィエ)

2010年8月12日 10:07 PM, スピリチュアリズム、霊界 / 予知、予言、未来予測 / 人生観、世界観 / 宗教、道徳 / 政治 / 歴史 / 社会、文化



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