３、現在の辺りの時期から、人類全体の愛の感覚が、かなり大きく変わってくるかもしれない
第三には、今度は、少し違った観点になるのですが、実は、現在の辺りから、人類全体の愛の感覚が、かなり大きく変わってくるかもしれないので、多少注意が必要なところがあります。
これは専門書ではないので、ここでは、手短かに、ほんの要点だけを述べてみたいと思うのですが、大まかに言うと、次のような五つのことがいえます。
１、現在、アセンションの進行に伴い、それぞれの人の心の中の衝動が、現実の世界に、より実現しやすい状況になってきてはいるが、こと、人間の「愛の衝動」に関しては、現在の社会のセイフティー・ラインに合わせて、ある程度、慎重に理性ある行動をとっておいた方が、無難である
まず一つめは、これは誰もが、よくわかるような話になると思うのですが、こと、人間の愛の衝動に関しては、理屈や理性だけで、うまく説明できるわけではないし、また時には、合理性や損得の感覚すら、ほぼ完全に無視して、誰かのことをものすごく好きになったり、また、そうでもなくなったりするようなところもあるので、はっきり言うと、どんなに立派な人生観を持った人であっても、百人が百人、その人自身として、自分が完全に納得し、満足できるような愛の人生を送るのは、とても難しいのではないか、と思われます。
実は、こうした人間の心の奥から生じる、強い衝動の影響というのは、様々な世界に現れていて、今日も様々な世界で、様々な人々が、強い衝動に駆られて、何らかの行動をした結果、非常に良い結果を得ることができたかと思うと、逆にとんでもない大失敗をしてしまった、というようなことが、たくさん起きているように思われるのですが、ここで大事なことは、現在、アセンションの進行によって、この世界は、だんだん霊的な世界に変化してゆきつつあるので、ひと昔前の時代よりも、現在は、それぞれの人の心の中の強い衝動が、現実の世界に、より強く反映されやすい世界に変わってきているということです。
ただ、現実の物質世界は、そこまで霊的な世界にはなっていないので、はっきり言って、どんな人であっても、ここまでは、その人個人の遊びや自由の範囲で、ある程度、うまく処理できるけれども、これ以上は、その人個人の遊びや自由とはみなされなくなり、その人自身や周りの人々の人生が、かなり大変なことになってしまうとか、また場合によっては、その人の仕事上の立場やキャリアや、家庭の幸福が、かなり大きく破壊されてしまう、というような一定の枠組みのようなものが、必ずあるものなのです。
ですから自分が、以前には、あまり感じたことがなかったような感じで、突然、誰かに対して、非常に強い愛情を感じたり、また逆に、なぜか以前ほど、強い愛情を感じなくなってしまった際には、単に自分の気持ちに忠実に生きるだけではなく、少し冷静になって、そうした世界について、よく知っている人や、あるいは、もうすでに似たような体験をした人の話を聞いたり、調べてみたりして、「自分としては、ここまでは大丈夫だけれども、これ以上は、自分の責任を逸脱して、かなり大きなトラブルに巻き込まれるかもしれないので、やめるべきである」というセイフティー・ラインのようなものを、ある程度、明確にしておく必要があるのではないか、と思われます。
Ｃｅｃｙｅ（セスィエ）
2017年7月11日 9:03 PM, 人生観、世界観 / 愛について / 現在のアセンションの状況 / 結婚、家庭
