さらには、こうした言葉を形作っている一つ一つの「音」に当たるような言葉のパーツ、例えば、日本語であれば、「あ、い、う」や、英語であれば、「a、b、c」のような一つ一つの言葉の「音」について考えてみたいと思うのですが、そうすると実は、こうした一つ一つの言葉の音が元々意味していた何らかの語源のようなものが、それぞれの国や民族や地域により、また時代により、結構違っていることがあったりするものなのです。
こうした言葉のルーツは、最低でも数百年、長いと数千年前ぐらいまで遡らないといけないので、現代だと、もうほとんどわからなくなっていることも多いのですが、日本語で言うと、例えば、「あ」という音であると、人間がハッと驚いた時に思わず発した「あ!」という音が元になっているとか、「お」という音であれば、何か大きな物が動いている気持ちを表現した「おー!」という音が元になっているなどというように、こうした一つ一つの音のイメージやニュアンスが形作られていった、それぞれのプロセスがあったはずなのですが、ところが、これが国や民族や地域によって、またその時々の時代によって、結構違っていたりすることがあるようなのです。
そうすると当然、そうした一つ一つの音が組み合わさってできている単語や話し方というのも、それぞれの国や民族や地域により、また時代により、かなり大きく変わっていってしまう可能性があるので、こうしたそれぞれの言葉のパーツに当たる音のイメージやニュアンスの違いの問題で、一見、ほぼ同じような言葉の音であるにも関わらず、実際には全く違ったイメージやニュアンスで捉えられてしまうことがあったということです。
このように国や民族や地域の違いによって、それぞれの言葉の発音や文字の形や、それから単語や話し方のイメージやニュアンスには、かなり大きな違いを生じることがあるということが言えるでしょう。
※これは不思議な話になるのですが、そうすると現在、地球規模で人類全体としては、だんだん同じような物事や言葉のイメージやニュアンスを共有してゆくようなプロセスの中にあるので、現在のような状況がそのまま続いていった場合には、今後、数百年経つ頃には、地球規模の新しい「地球語」のような言語が生まれてくる可能性もあります。
Cecye(セスィエ)
2016年7月22日 9:03 PM, アセンション後の世界 / 知恵、正しさ / 社会、文化