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霊と肉体の意識活動について Part 70

 それから三つめは、こうした内容はあまり考えたことがないかもしれないのですが、人間も含めて自然界の生き物達が、今このような状況にあることをあまりにも自然な当たり前のこととは考え過ぎずに、現在のような人々や生き物達や大自然の状況というのは、この宇宙の創造主によって、はっきり言うと、時事刻々一瞬一瞬、まるで一つの壮大な奇跡のようにして成り立っているのであるということを深く理解して、その日その日の一日一日、また今も過ぎてゆく一瞬一瞬の時事刻々を、「今自分は何を知り、何を理解すべきなのか」、「今自分は何を感じて、どう生きるべきなのか」、そして、「今自分は何を学び、何ができるようにならなくてはならないのか」、そして、「何をするべきなのか」ということを、毎日毎日を、ただ何となくだらだらと過ごすのではなく、一つ一つ丁寧に、まるで自分に与えられた最高の宝物のように思って過ごしてゆくことがとても大切なのではないか、ということです。

 

 時は過ぎてゆきます。どんなに大きな立派な宮殿も、きれいな価値のある金銀財宝も、やがて過ぎ行く時の中では、誰かの手に渡り、また壊れて消えていってしまうことでしょう。

 また、どんなに立派な地位や名声や財産や交友関係に恵まれた人生も、やがて過ぎ行く時の中ではついえて、終わってゆくことでしょう。

 しかし、それぞれの人間や生き物達が、創造主から与えられた意識活動、つまり自分自身が心や魂で感じ、考え、つかんだ真実の体験に基づいた心の知恵、そして心の宝物は永遠です。

 それは季節が移り変わり、年月が過ぎ、やがて、今のみなさんが全く想像もできないような、まったく見ず知らずの人々や生き物達が数多く暮らす未知の未来の世界になっていったとしても、それぞれの人々や生き物達の心の中に、また魂の奥深くに、いつまでも決して消えることなく、しっかりと残り続けてゆく永遠の宝物になってゆくのです。

 それでは、それぞれの人々や生き物達が、最後まで、ずっと誇りにできるような最高の心の宝物とは、いったいどのようなものなのでしょうか。

 それは、常に新たなことを学び、実践し、深く考えて、自らの知恵としてゆこうとする心、自分よりも他の人々や他の生き物達のことを考え、愛し慈しんでゆこうとする心、どんなに苦しく大変なことがあっても、そう簡単に挫けずに崇高な理想の下に、どこまでも力強く歩み続けてゆこうとする心、日々に素晴らしい光や知恵や愛や美や真実を見つけ、それを味わい、自らのものにしてゆこうとする心、そして最後は、この宇宙の創造主である神仏からの愛や慈悲を受け入れ、また自ら自身も、この宇宙の創造主である神仏をどこまでも愛し、慈しんでゆこうとする心、そうした心の軌跡が、やがて、いつまで歳月が過ぎていったとしても、決して消えることのない永遠の魂の宝物になってゆくのではないでしょうか。

 

Cecye(セスィエ)

2016年3月12日 9:07 PM, アセンション後の世界 / スピリチュアリズム、霊界 / 宗教、道徳 / 科学、テクノロジー / 自然、生命



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