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霊と肉体の意識活動について Part 51

 それから三つめは、これは地上の世界の人間の感覚としては、かなり理解が難しいと思うのですが、特にわりとたくさんの子孫をいっぺんに残すようなタイプの生き物の場合、霊的には、それほどはっきりと、特にこれといった霊的な個性のない非常にたくさんの魂達が関与して、そうした形で非常にたくさんの生命として、地上の世界に生まれていることがあります。

 これは、いったいどのようなことなのかというと、要するに先ほど述べたようなタイプの人間のようなある程度、霊的に高度に進歩した生命でない場合には、そうした形で一つ一つの個性があまりはっきりとしていないような霊的な存在達が非常に数多く、ふわっと霊的にかかるような感じで地上の世界に生まれ変わってくることがあるのです。

 こうしたタイプの生き物達の生まれ変わりのケースの場合、多くの人々の想像を絶して、はっきり言うと非常に頻繁に、それもほとんど間を置かないような形で(この世的には、並行生的な形で時間的に重なっていることも多いです)地上の世界や、地上の世界に隣接する霊域の間をあっちこっちと非常に早いペースで生まれ変わりの過程に入っていることが多いのですが、たいてい、こうした魂達は、たくさんの生まれ変わりの過程で、「この世界は、いったいどのような所なのか」とか、「自分は、いったいどんな存在で、どんな目的で生きていて、いったいどのような存在に生かされているのか」とか、「自分が最も幸せや生きがいを感じることは何なのか」とか、「自分が新しく学んだことや、他の生命存在達の役に立てるようになったことは何なのか」とか、「自分が、霊的にもっと進歩してゆくためには、いったいどうすればよいのか」というようなことを、様々な生き物としての様々な立場や役割の経験の中で、より深く霊的に学びを深めてゆくことが多いようです。

 そして、そうしたたくさんの魂的な経験の中で、その魂独自の霊的な個性や、より高い霊的な進歩を獲得してゆくようになってゆくのです。

※たいてい、そうした形で非常にたくさん生まれてくるような、わりと寿命の短いタイプの生物の場合には、人間のようなタイプの生き物とはかなり違って、感覚器官としての神経系は十分発達していることが多いのですが、元々は「非常に苦しい」とか、「痛い」というような非常に不快な感覚をもよおすような、いわゆる痛覚的な感覚器官は、それほど発達していないことが多いようです。それというのは、たいてい、どんな霊存在であっても、そうした形で、あまりに痛く苦しいというような体験が多い場合には、霊的には死、もしくは消滅の過程に入ってゆくことが多いからです。元々、この宇宙の創造主が創造した宇宙のイデアでは、生命や生きることそのものを悦びとしていたのですが、残念ながら闇の勢力の暗躍によって、この世界には、様々な形で痛みや苦しみがたくさん生じるようになっていってしまったようです。

※現在の地上の世界の人間の立場として、たとえ他の生命を殺して食べたり、何らかの生活のための材料などに使わなくてはならないとしても、そうした際には、できるだけ他の生命に苦痛を与えないような配慮は大切にするべきです。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2016年2月10日 9:03 PM, スピリチュアリズム、霊界 / 自然、生命



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