4、この宇宙における生命存在と意識活動のあり方について
第四には、今度は少し違った面から述べてみたいと思うのですが、それでは人間を初めとするような生命存在達は、いったいどのような形で意識活動を行っているのかということについて、五つの観点から述べてみたいと思います。
まず一つめは、これはすでに生物学の分野で解明され始めているような内容になると思われるのですが、実は、生物の肉体の機能としては、人間の体にあるような非常に大きな脳やかなり複雑な神経系のような非常に発達した肉体器官の働きがなくても、もっとかなり単純なある程度の細胞の塊さえあれば、現在、人間が考えているロボット程度の意識活動なら十分に行えるようなところがあるということです。
つまり、もっと単純な話にすると顕微鏡でのぞかないと見えないような非常に小さな単細胞生物のような生き物達であっても、それらの生物達の非常に生き生きとした生命活動の状況からもある程度はっきりと推測できるように生物の意識活動というのは、脳や神経系のような複雑な器官がなくてもある程度の大きさの細胞の塊、あるいは単に一つの細胞のようなものがあるだけで、結構複雑な意識活動を行えるようなところがあるということです。
二つめは、これは少し変わった話になるのですが、そうすると生物というのは、いったいどのような形で意識活動を行っているのかというと、これは少し不思議な概念になるのですが、かなり大雑把にはしょって説明してしまうと、要するに生物の細胞のように動いたり、成長したり、分裂したり、生殖したりするような生物のあり方は、わりと簡単に生命として生きていることが確認しやすいのですが、実はそうではない、一見まるで生きているようには見えないような、例えば、様々な岩石や水や空気のような存在であっても、生物のように人間にわかりやすく生きていないだけで、実際にはある種の生命存在と呼べるようなところがあるので、何らかの形で意識活動を行っているようなところがあるということです。
ですから、もっと簡単に言うと、人間や動物や植物のようなものは、わりと単純に生命として生きていることがわかりやすいけれども、そうではない水や岩石や空気のようなものであっても、単に動いたり成長したりしていないだけで、本当は生命として生きているようなところがあるということです。
Cecye(セスィエ)
2015年10月19日 9:03 PM, スピリチュアリズム、霊界 / 自然、生命