さらに三つめは、これは少しややこしい話になるのですが、実は、生命というのは純粋に一つの生命として存在しているものはかなり少なくて、実際には、例えば一つの細胞だけで生命活動を営んでいる単細胞生物のような生命形態ばかりでなく、幾つかの違った役割を果たす細胞が一緒に生命活動を営んでいる多細胞生物のような生命形態のように、要するに外部から見ると確かに一つの生命のように見えるけれども、よく調べてみるとたくさんの生命が一緒に融合するような形で生命活動を営んでいるようなことが、自然界には結構あちこちにあるものなのです。
つまり自然界では、単に細胞一個で生命活動を営んでいる単細胞生物のような生命形態というのも確かに非常に多いのですが、ただ生命進化の過程でより複雑化し、大型化していった生物というのは、ほぼすべてかなり複雑に分化し、非常に大きな共同体的生命活動を営んでいるような、いわゆる多細胞生物のような形で生命活動を営んでいることの方が遥かに多いということなのです。
そうすると、そうした多細胞生物は、ただ一つの意識存在として霊的に認識できるのかというと、実は、そういうケースは極めて少なくて、はっきり言うと、たいていの多細胞生物は、霊的に見た場合には、大小様々のかなり複雑な生命活動を営んでいるたくさんの意識存在達の集合体のような生命活動を行っているようなところがあるのです。
Cecye(セスィエ)
2015年10月9日 9:03 PM, スピリチュアリズム、霊界 / 自然、生命