それから四つめは、そうすると、ひょっとすると自分としては、これまで全く見聞きしたこともなければ、また全く体験したこともないような、ほぼ完全に未知な分野の非常に楽しくワクワクするような種類の仕事もあるかもしれないということになるのですが、これは現在も世界中で試行錯誤され続けているような話になると思うのですが、この場合には、次のような形で、とにかく自分自身のこの世界に対する理解度、というか、体験度を様々な機会にずっと上げ続けてゆくしかないように思われます。
まず一つめは、これは前にも述べましたが、自分の人生の中で8割、9割の部分は、いろいろな世間的な事情から、わりとオーソドックスな判断や行動を続けてゆくにしても、そうした中で時折、普段の自分であれば、絶対に行かなさそうな書店のコーナーをのぞいてみるとか、インターネットのホームページを探してみるとか、少し変わったお店に入ってみるとか、あまり話したことのないような人と会って、話してみるとか、何らかの趣味やスポーツのお試し体験のようなことをしてみて、要はともすれば、単調になりがちな自分の生活の中に少しだけアクセント的な形で、いろいろな新しい体験を取り入れてみることです。
そして、そうしたものの中で、もし自分が、とても気に入ったものがあった場合には、そのまま続けて、ある程度深めていってみてもよいし、また、それほど気に入らなかった場合には、その時の自分には、あまり縁がなかったということで、数多くの自分の経験のストックの一つとして、ほんの少しでも理解できたことをもって、ある程度よしとすればよいのではないか、ということです。
Cecye(セスィエ)