さて、それでは、こうような形で、たいていの人は、そもそも、あまりよくわからないような状況であるにも関わらず、そこに突然、あるいは、かなり短期間のうちに非常にふさぎ込み、落ち込んだ精神状態になったり、かなり狂気がかった精神状態に陥ることもあるような、強いうつ症状や自殺衝動のようなものが出てきた場合、いったいどうすればよいのか、ということなのですが、はっきり言うと、こうした場合、その後、どこかの段階で、かなり思い切った形で、それまでの自分の生き方や、周りの人々の平均的な生き方とは、かなり違った判断や行動をとることが、とても大切になってくるのではないか、と思われます。
それは、いったいどのような判断や行動なのか、というと、これは特に自分が非常に優秀であるとか、責任感が強いと感じているような人ほど、ある意味、かなり屈辱的に感じられるかもしれないのですが、要するに自分の弱みや苦しみのようなものを、自分が、かなり信頼できるような家族や友人や、第三者的な相談者や医者のような人に直接、相談するか、あるいは、他に似たような精神的な症状になった人がいるか、本やネットなどである程度、調べて、少し自分の客観的な状況を知るような対策が、非常に重要になってくるのではないか、と思われます。
こうした形で、誰かに相談することによって、その当人としては、わりと軽い気持ちになって、その後、あまり思い詰めなくなった、ということであれば、その時点での解決策としては、それで十分であると思われるのですが、もし、それでも、うまく解決できないということであれば、少し専門的な医療による治療やカウンセリングを受けるか、もしくは、少し思い切って、長期の休みをとるような対策が必要になるように思われます。
ところが、こうした段階になると、その当人や家族や学校や職場の関係者のような、その当事者の人々としては、はっきり言って、本当に人生最大の大問題のような難問にぶつかることになるのですが、それは、「学校に何ヶ月も行けなくなってしまったら、その後、いったい、どうなってしまうのだろう?」とか、「今の会社や家事を一日休むことさえ大変なのに、ここで何ヶ月も休み続けるなんて、できるはずないじゃないか」とか、「お金が稼げなくなったら、自分も家族も終わりなんじゃないか」とか、さらにもっとひどくなってくると、「精神病になったら、自分は、もうキチガイで一生治らないんじゃないか」とか、「もう学校や職場に行けないなら、死ぬしかないんだ・・・」などというように、かなり思い詰めた形で、あたかも他の選択肢が、まるでないかのように悩みに悩んで、ずっと、もんもんとするような状況になってしまうことがあるようなのです。
残念ながら、そうした形で、全く何の問題の解決ができない場合には、その後、少しの間、かなり悩みに悩むような時期を過ごした後、最初に述べたような形で、結構、強度のうつ症状になるか、また場合によっては、周りの人々から見ると、突然の自殺や自殺未遂のような状況になることが、とても多いようです。
Cecye(セスィエ)
2015年3月28日 9:04 PM, Q&A / コラム / 人生観、世界観 / 健康、医療 / 教育 / 社会、文化