さて、それでは、こうした自然の状況において、人間の側としては、いったい、どうすればよいのか、というと、これは意外と簡単で、大まかに言うと、次のような二つのことが言えます。
①現代人は、時々、都会を離れて、豊かな自然の中で、自然の精霊達と霊的な交流をはかる必要がある
一つは、これは、特に現代人に必要なのですが、とにもかくにも都会のような所にばかりいると、自然界の一生物としての人間のあり方がよく分からなくなってゆきがちなので、時折、山や森の中でも、また海や川の側でもよいので、自然の中に入って、自然のエネルギーに直接触れたり、自然の気を体いっぱいに取り込むようにしてゆくことが、とても大切になります。
これは、いっけん単に自然の中で遊んでいるようにしか見えないかもしれないのですが、霊的には、どうしても人間中心になりがちな都会を離れた自然の波動の中で、自然の精霊達のエネルギーに触れて、彼らとの霊的な交流を行っているようなところがあるので、こうした行為によって、霊的には、彼らの意図を無意識のうちに受け入れ、彼らと直接衝突するような行為を自然自然のうちにあまりしなくなるようなところがあるようです。
②できれば、多くの人々が、子供のうちに、自然ののどかな生活を体験する機会を設けた方がよい
二つめは、これはあまり実行されていないと思うのですが、できれば、子供のうちから、あまり人間だけを自然の動植物とは全く違った特別な存在などとは思い込んだりしないように、時折、自然の中で、あまり快適すぎない生活をしてみる、とか、自然の中で食べ物を集めて、少しサバイバル体験のようなことをしてみるなどして、現在の文明生活のありがたさを、ある程度、客観的に分かるような体験をしておく必要があるようです。
それというのは、これは、昔の伝説上の話でも、また近現代の話でも、ある程度、お馴染みの話だと思うのですが、人間というのは、どうしても現在置かれた自分の立場でしか、だんだん考えられなくなってゆくようなところがあるので、たいてい、文明化の進んだ、あるいは、近代化の進んだ国や地域では、しばらく経つと、中心の都市部に住む人々の利害と、その周辺の自然の豊かな地方に住む人々の利害が衝突して、いろいろな問題を巻き起こすようなことが起きたり、また場合によっては、その国や地域の生態系にとって、取り返しのつかない、かなり重大なダメージを与えるようなことを行ってしまうことがあるのですが、その原因をたどってゆくと、何のことはない、そうした文明の中心の都市部に住む人々が、あまりにも自然の営みや地方ののどかで素朴な生活のことを知らなすぎることが原因であることが、意外と多かったりするからなのです。
ですから、こうした都市部と地方の分離や対立を、ある程度、未然に防ぐためには、その国や地域の人々が、できれば、子供のうちから、時折、そうした地方の自然の生活に触れて、ちょっと不自由な生活をしてみる、とか、自然ののどかな生活をしてみるような体験をしていると、自然自然のうちに、そうした都市部と地方の分離や対立を、あらかじめ未然に防ぐような効果があるのではないか、ということなのです。
追伸
ここまでで、「霊的に見た地球の人口増加と生まれ変わりの状況について」の話は、少しの間、お休みにします。
昨日から記録的な大雪ですが、この原稿は１月の中頃に書いていたものなので、特に今の話と大雪とはあまり関係ありません。
どちらかと言うと、ゼロ・ポイントの影響で、現在、地球の置かれている霊的な位置づけが、真っ暗な場所から、だんだん、わりと周りが真っ白に見えるような場所に変わりつつあるので、そうした霊界の変化が、地上の世界に霊的な表象として投影された、というような印象が、とても強いです。
ただ、前にも述べたのですが、現在の地球の位置づけは、五次元ではなく、その下の四次元の中くらいから上の辺りを、多少、行ったり来たりしているような状況なので（現在は、そんな感じです）、結構、偽光界の影響が、時折、強く現れることがあるようです。
偽光界の影響というのは、「明るいのに冷たいとか、恐い」（実際に物理的にも、ある程度、冷たくなったりするようです）、とか、「素直に幸せな気持ちになりきれない」、とか、「時折、ボーッとして、何となく意識が空っぽになってしまう」、とか、「何をどう決めれば良いのか、とか、何が良いのか、ということが、時々、よく分からなくなってくる」、というような意識の状態に現れてくることが多いようです（あと、暑さと寒さのような、極端な現象が一緒に起きやすくなっているようです）。
まだ、もうしばらくの間、こうした状況は続くと思われるので、できるだけ仕事や生活は楽しんで過ごした方がよいのですが、何か問題が起きそうな時には、それなりの警戒や熟慮が必要である、というような態度が必要なようです。
Ｃｅｃｙｅ（セスィエ）
2014年2月15日 9:03 PM, スピリチュアリズム、霊界 / 教育
