2、霊界の休憩所としての「天国」の創造による、たくさんの魂達の救済と癒しについて
さて、それでは、その後、霊界は、どのように変化していったのか、というと、実は、これは現代の辺りの時代の霊的な影響が非常に大きいのですが、そうした宗教観であると、はっきり言って、どうしても、いつまで経っても、どの人も、どの生き物も絶対に幸せになれないし、報われないというような状況になりがちであったので、この宇宙の創造主としては一計を案じて、地上の世界から見ると、遥か遠い神々の世界にしか見えない高次元宇宙と地上の世界の間に、地球人の感覚だと、かなり平安に幸せに過ごせるような、言ってみれば、ちょっとした霊界の休憩所、もしくは、地球的理想郷のような世界を作って、そこで死後、ある程度、霊的に休養させた後、再び地上の世界に戻って、その人が、まだやり残したことや、やり遂げたかったことを、何度でもやり直せるような霊的な体制に、かなり強制的に変更していった経緯があるのです。
現在では、霊界をかいま見た人々の証言によって、こうした天国の状況は、かなり地上の世界でも知られるようになってきているのですが、ただ、そうした地球的天国の世界には、かなり大きな問題があって、それというのは、そうした天国の世界が、地上の世界にあまりにも近すぎるために地上の世界の影響をかなり大きく受けやすかったことと、それと地上の世界に近い四次元世界のごちゃごちゃ、つまり、あまり良いとは言えないような様々な霊の活動や、それから特に「サタン(悪魔)」と呼ばれる存在達の影響をかなり大きく受けやすかったのです。
ですから実は、そうした形で創られた、地球にほど近い天国の世界というのは、完全な安定世界とはほど遠く、時には、そうした天国の世界に侵入しようとしてくる悪魔の軍勢と、かなり切羽詰まった大戦争をしなくてはならなくなったり、また場合によっては、昔は霊界は、かなり不安定な所だったので、天使の振りをして侵入してきた偽天使の一団の手により、かなり大きな内乱状態になったことすらあったのです(後世、天使の反乱のように言われているものです)。
※逆にそうした天界から、地上の世界に近い幽界や地獄に積極的に出向いてゆき、たくさんの魂達を救済したり、また時には、そうした世界を統べる偽神や悪魔達にかなり大きな戦争を仕掛けることによって、数多くの魂達を開放し、天国の世界に引き上げていったことも数多くありました。
※元々の霊界の「天国」と呼ばれる世界は、どちらかと言うと地上で生命を終えた人々が、一時的に休養する霊的な休憩場のような所でしたが、その後、いろいろな経緯で、かなり広大な整備された霊的な領域にだんだん変化していった経緯があります。
Cecye(セスィエ)
2014年1月8日 9:07 PM, スピリチュアリズム、霊界 / 宗教、道徳