4、愛と感謝の関係から、霊的に悪い影響は、しっかり取り除いてゆく
第四には、これは、本当はあまり言いたくないのですが、たいてい、こうした愛や感謝の関係というのは、この世界の人間や生き物以外の、例えば、何らかの「神仏」であるとか、「先祖」や「鬼」や「妖怪」といった、何らかの霊的存在にまで広がっていることが多いと思われるのですが、要するに、本当に自分自身や、周りの人々や生き物達に、幸せや平和や豊かさをもたらすような霊的存在とは、そうした愛や感謝の関係を持つべきだが、もし、本当の幸せや平和や豊かさをもたらすわけではないような霊的存在、つまり、本当は「祟りが恐い」とか、「昔から親や親族が信じていたから」とか、「何となく、恐いもの見たさで関わりを持ってしまった」とか、「何となく腐れ縁で離れられない」などと感じているような霊的存在との縁に関しては、これは、はっきり言って申し訳ないのですが、基本的に、そうした霊的存在との愛や感謝の関係というのは、いったん解消するのが賢明なのではないか、と思われます。
普通の人は、あまり考えたことがないと思うのですが、実は、数百年単位の歴史で見ると、地球上のほぼ大多数の人々は、せいぜい、ここ百年から数十年の間に、ものすごく物質的に豊かで、平和で幸福な生活を手に入れられるようになってきた、ということなのですが、その歴史的な過程というものをつぶさに見てゆくと、「この古い迷信や風習を止めて、もっと合理的で幸福志向的な、この新しい考え方や行動方式に変更しよう」とか、「戦争や経済発展や政治改革などで仕方なく、この古い信仰や生活様式を変えざるを得なくなったが、結果的には、大勢の人々が、昔よりも、ずっと楽しく、豊かで幸せな生活を送るようになった」などというように、はっきり言って、ここ数百年の地球の歴史というのは、「古い迷信や風習との決別から、新たな合理主義や幸福主義の生活に変えてゆく」とか、「訳の分からない古い霊的存在との縁を切っては、より新しい幸せな考え方や行動様式に変えてゆく」ということの歴史の積み重ねであったのです。
ですから、こうした観点から見ると、たとえ、いっけん昔からの宗教的、道徳的な教えそのもののようにも思える愛や感謝の生活であったとしても、そうした昔からの「神仏」や「先祖」や「鬼」や「妖怪」といった霊的存在が、現実に人間の生活にプラスに働いていないのであれば、ここは思い切って、そうした訳の分からない古い霊的存在との縁は、一つ一つ冷静に合理的に調べたり、考えたりしながら、勇気を持って、確実に切ってゆくのが賢明なのではないか、ということです。
Cecye(セスィエ)