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そろそろ学校の勉強がバカらしくなってきた人のために Part 16

 この話は7月頃に書きかけていた原稿になるのですが、しまっておいても仕方がないので(「アセンション」というタイトルなのに、この話が一番面白かったという人もいたくらいなので・・・)、例のごとく、まだ続きはないのですが、時々不定期に載せてゆきたいと思います。

 ただ、そろそろ受験で追い込みの方がいるかもしれないので、ここから後は、それほど試験の点数アップと直結する話でもないので、「短期間でテストの点数や成績をアップするための秘訣について」というサブタイトルはやめておきますので、もし、もうすぐ受験という人がいた場合には、こうした話を読んだからといって、これまでの努力や判断をごちゃごちゃかき回すような考え方をする必要は全くありませんので、今のままの調子で頑張ってください。

 

(ここのタイトルは、まだ未定・・・)

 第九には、これは現在の学校教育ではほとんど開発されない種類の能力の話になるのですが、学生時代はともかくとして、とにもかくにも社会人になると学生時代にはあまり努力する必要のなかった次のような三つの一種の実務能力のようなものが、まるで社会人であるからには全く当然のものであるかのように突然期待されると共に、またそれが出来ていないと、まるでどうしようもない最低の無能呼ばわりされることすらあるので、できれば学生時代のうちから、こうした三つの実務能力のようなものはしっかり身につけておくべきであるということです。

 

社会人になったら、すぐに必要になる実務能力であるので、できれば学生時代のうちから、しっかり身につけておくべき三つの実務能力について

 その三つの実務能力とは、一体どんなものであるのかというと、次のようなものになります。

 まず第一には、他の人にこまめに聞いてもいいし、また別に完璧な正解なんて出せなくてもいいから、とにもかくにもその仕事の要点を押さえながら時間をかけずに、その場で機敏に臨機応変に対応できる能力を養うことになります。

 第二には、自分としては、いっけんどんなに恥ずかしい、あるいは、もし失敗したらどうしようと思うような場面になったとしても、そこでひるまずに「別に失敗しても仕方がないさ」とばかりにかなりドライに割り切って、少々失敗しても気にせずに周りの人々がやらないようなことでも、できるだけ積極的にトライしてみる精神的な習慣を持つことです(ただし何らかの失敗をした場合には、その場で最も良いと思われる方法を覚えたり、何らかの対応策を考えたりして、同じ過ちは、二度、三度と絶対繰り返さないという考え方を持つことは必要ですが・・・)

 それから第三には、これは学生時代にはほとんど考えたこともないのではないかと思うのですが、社会で出たら自分に与えられたことをやるのは当たり前のことと考えて、常に自分が与えられた仕事以上のことができるように、できるだけ前もって事前に準備し続ける習慣を持つことと、それから常に自分が与えられた仕事以上の結果が出し続けられるように頭を使い、心を使い、体を使って、人一倍働くことを心から楽しめるような精神的な習慣を身につけておくことです。

 これはパッと読んだだけでもすぐに分かると思うのですが、たいてい現在の学校教育では、これと全く正反対のことが体の芯まで身に付くような運営方針を行っていることが非常に多いということなのです。

 それゆえ多くの人々が学生生活を終えて社会人になると、今まで自分が全く考えもしなかったような厳しい現実が押し寄せてくるようになって、結局どんなに学校で優秀だった人でも、いざ会社に入ると、まだ最初のうちこそは周りの人達もそれなりに優しく対応してくれるのですが、ところが入社して2〜3ヶ月も過ぎる頃になると、「君もさっさと学生気分をやめて、もっとピシピシとやってもらわないと困る」、とか、「ここは学校じゃないんだから、仕事はテキパキ時間通りにしっかり終わらせてくれよ」、とか、「これ、この前も注意したのに、いつになったらしっかり覚えてくれるんだ」、などというように突然、学生時代とは全く違った仕事の仕方であるとか、人間関係のあり方というものをまるで当たり前の常識のように強制されるようになってくるものなのです。

 その結果、そうした学生時代とは突然打って変わった社会生活の現状にすっかり幻滅して、「ああ、学生時代は良かった」、とか、「もう一度、学校生活をやり直したい」、とか、「こんな社会生活なんて自分には無理だ」とばかりに五月病になったり、いつの間にか会社を辞めてしまうような人達が、現在の日本だと結構な人数出てくるようになってしまうのですが、それもこれも元をたどると、現在の日本の学校運営があまりにも社会の現実とかけ離れた形で運営されているところに本当の原因があったということなのです。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2011年12月3日 6:01 PM, 教育



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