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ホームスクーリングについて Part 3

2、ホームスクーリングにしたら、1年分の学習内容が、たった数ヶ月で終わってしまい、その分、どんどん先に進んで、学習できた

 第二には、これは、そうしたホームスクーリングで勉強している子供の様子を見ていると、すぐに気がつく内容なのですが、とにかく、何らかのテキストのようなものを与えて、勉強させておくと、学校だと、一年まるまるかかるような内容が、せいぜい、数ヶ月程度で、どんどん終わっていってしまう、ということです(日本でも、すでに一部の塾では、ずっと昔から、簡単に、それくらいの実績は出していますね)。

 これが、学校だと、なにせ、一人の教師で、数十人の全く学習レベルの異なる子供の相手をしなくてはならないので、出来る子は、退屈するし、出来ない子は、いつまで経っても、よく分からない、というような状況になりがちなのですが、ところが、ホームスクーリングの場合には、自分の子供が、何が得意で、何が、よく分かっていないのか、ということぐらい、そばで見ていれば、すぐに分かるので、基本的に、そうした学習における退屈な時間や、落ちこぼれというものが、一切ない、ということになります。

 それから、これは、最初は、本当に不思議に感じることなのですが、学校で、あれほど苦労して、何ヶ月も、何年もかけて、学習していた内容が、ホームスクーリングの場合には、授業の40〜50分の内容でも、せいぜい15〜20分で終わってしまう、などというように、自分のペースで、どんどん先に進むことができるので、うちのケースの場合だと、学校で一年かかる内容であっても、どの科目も、せいぜい数ヶ月程度で、学校の習熟度よりも遥かに高いレベルで、終わらせてゆくことができました。 ※日本の学校だと、驚いたことに、その子供が、テストで、全然、出来ていなくても、通信簿を付けて、それで良し、ということになっているのですが、ホームスクーリングの場合には、その時点で、出来ていなければ、合格ラインになるまで、何回でも復習して、気軽にテスト(自主的なものですが)にトライすればよい、ということになるので、基本的には、どの子も、一定の合格ラインになるまで、自分のペースで、学習し続ければよい、ということになります。

 それと、こうした学習法で、いろいろな科目をマスターしていった子供というのは、基本的に、「自分は、出来ない」、とか、「何かやると、間違えるんじゃないか」みたいな感覚が、全然、なくて、どの科目に関しても、「全部、出来た」、とか、「何回か、繰り返せば、自分は、何でも出来るのが、当たり前」みたいな感覚を持つことが多いようなので、その結果、学校に行った時のように、他人に対して、変な劣等感や優越感を感じたり、あるいは、妙に自己卑下した、自信のない精神状態に陥ることがない、というのが、私には、とても新鮮に感じられました。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2011年5月13日 9:12 PM, 教育



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