5、アセンション後の世界では、現在の地球に見られるような「カルマ」の概念というのは、だんだん急速に消滅してゆき、やがて、それに代わる「愛の原理」のようなものが、全地球的、あるいは、全宇宙的に主流の概念に置き換えられるようになってゆく
第五には、今度は、アセンション後の世界における「カルマの法則」のあり方について、述べてみたいと思うのですが、実は、前にも少し述べましたが、アセンション後の世界になって、しばらく経つと、現在の地球の宗教で述べられているような「カルマ」の概念というのが、ほぼ完全になくなってゆくようになる、ということなのです。
これは、少し理解しづらいと思うので、もう少し分かりやすく説明したいと思うのですが、要するに現在の地球のように、「三次元世界」、とか、「物質世界」、などと言われるような、ほぼ完全に確定した一定の「時間」の流れの枠の中での生存というのが、アセンション後の世界では、だんだんなくなってゆくようになるので、基本的には、すべての人々や生き物達が、自分自身に対しても、また自分以外の他の人々や生き物達との関係に対しても、過去、現在、未来と、どこをとっても全く何の混乱も不調和も発生していない、とか、あるいは、どこをとっても何の後悔も間違いも感じられない、などというように、アセンション後の世界では、実質的に、そうしたカルマの問題というのが全くなくなっていってしまう、ということなのです。
アセンション後の世界におけるカルマの概念の変化について
それでは、アセンション後の世界において、カルマの問題というのは、いったい、どのように扱われるようになるのか、というと、大体、以下のような二つのことが言えます。
①アセンション以降、しばらく経つと、多くの人々や生き物達の間で、お互いに対立し、分離し合うような生命関係というのは、だんだんなくなってゆき、多くの人々や生き物達が、一つの創造主の生命から分かれた、まるで本当の兄弟姉妹のように大きな一体感をもって、お互いに愛し合い、親しみ合うような調和した生命関係に大きく変化してゆくようになる
まず第一には、これは、まだ時間の枠に縛られている現在の地球人には、なかなか分かりづらい考え方なのではないか、と思うのですが、アセンション後、しばらく経った世界においては、それまでの二元性の世界における人間や、さまざまな生き物としてのたくさんの生まれ変わりの中で、ほぼ完全にバラバラに分かれた状態になっていた、みなさんの意識が、だんだん元の一つの意識に統合されてゆくようになってゆくので、その結果、現代の地球のように、それぞれの人間や動植物などが、「全く別の存在である」、とか、「食うか食われるかの完全に敵同士の存在である」、というような物の見方というのは、だんだんなくなるようになってゆく、ということです。
これは、現在の地球人だと、かなり認識としては、難しいのではないか、と思うのですが、要するに現在の地球であると、「自分とあの人は、全然、別の人」、とか、「あの犬と自分は、全然関係ない」、とか、「あの国の人と自分の国の人は、歴史も宗教も民族も異なる利害の対立する全く別の国なので、完全に敵同士である」、などというように、それぞれの人間や生き物同士を完全に別々のバラバラの存在のように見ることが、まるで当たり前のように出来るのですが、これがアセンションして、しばらく経った段階になると、こうした、それぞれの人間や生き物の間の感覚というのが、かなり様変わりするようになってゆき、そして、「自分とあの人は、いっけん、全然違うように見えるけれども、本当は、自分もあの人も同じ創造主の意識の分け御霊(わけみたま)なんだ」、とか、「人間と他の生き物の間に上下なんて全然なくて、本当は、同じ生命の違う表現に過ぎないんだ」、とか、「自分の国も隣の国も別々の国なのではなくて、本当は、一つの大きな神の世界の中の、ほんの小さなエリアの違いに過ぎないんだ」、とか、「本当は、自分の国の人も隣の国の人も、同じ神様から分かれた一つの魂の違う表現に過ぎないんだ」、というような、かなり寛容な物の見方、というか、かなり統合された物の見方というのを、多くの人々が、まるで当たり前のようにするようになってゆく、ということなのです。
Cecye(セスィエ)
2011年9月27日 9:24 PM, スピリチュアリズム、霊界 / 人生観、世界観