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本当は科学的にも、ゼロやマイナスの存在というのは全くないのである Part 1

 今回は前に書いた、この世界には、本当はゼロやマイナスの存在というのは、一切存在していない、という話の続きです。

 

水面の波にしても、空気中の音にしても、固い地面の振動にしても、電気や電波にしても、単にエネルギーの上り下がりや、前後左右への行ったり来たりのことを実用上、もしくは便宜上、「+」や「0」や「―」の単位で表しているだけなので、本当は科学的に見た場合には、ゼロの存在もマイナスの存在も、全く存在していないのである

 次は、科学についての話になるのですが、これも多くの人々の考え方を、いつの間にか大きく制限してゆくようなところがあるので、実は、たいへん大きな問題になっているのですが、とにもかくにも現在、多くの人々が、わりと当たり前のように受け入れている0の存在や―の存在というのは、本当は科学的には全く存在していない、ということです。

 これは、いっけん専門的になるので、少し説明がややこしくなるのですが、できるだけ分かりやすく説明したいと思います。

 まず「波動」について説明してみたいと思うのですが、科学で扱われる「波動」が関わるような内容というと、まずは、水の波動である「波」、空気の波動である「音」、それから地面などの固体の波動である「振動」、さらには電磁波の波動である「光」や「電波」や「放射線」などをあげることができます。

 これらの波動というのは、たいてい、みなさんも一度は見たことがあるのではないか、と思われるのですが、あの波のような「波形」で表されることが多いのですが、その際に必ず便宜上、というか、実用的な観点から、よくそうした波の真ん中の部分を「0」にして、それから上の部分を「プラス」、それから、それより下の部分を「マイナス」に表記して、説明していることが多いと思います。

 ところが、これは、よく考え直してみないと分かりづらいのですが、実はエネルギー的に見ると、本当は0の部分なんて全くなくて、プラスであってもマイナスであっても、要は、どちらもエネルギー的に見た場合には、基本的にプラスのエネルギーだけしかないにも関わらず、その真ん中の部分に0が入っていると、人間というのは、何となく0を中心にして、プラスになったり、マイナスになったりするようにエネルギーが上がったり、下がったりするのが、まるで当たり前のように錯覚していってしまうようなところがあるのです。

 

いくら海面の波が、上下や前後左右に揺れようが、それによって、水がなくなることもなければ、水が増えることも減ることも全くあり得ないので、当然、水の波動には、0も―も全く存在していない

 少し分かりづらいと思うので、具体例をあげたいと思いますが、例えば、水面の波を見ているとよく分かると思うのですが、確かに波の波形にすると真ん中の当たりに0ポイントがあって、そこを中心に上に上がったり、下に下がったり、あるいは、前後に動いたり、左右に動いたりしているような波の動きがある、というような説明もできないこともないのですが、ところが実際の波の様子というのは、何のことはない、0なんて決まった定点は、ほとんどなくて、実際には、そこにいっぱいある海の水の表面の部分が、それぞれバラバラに上下や前後左右に動いているだけなので、言ってみれば、海全体として見れば、表面の波の間に0とか、プラスやマイナスがあるなんて、単なる妄想に過ぎないようなところがあるのです。

 つまり確かに理論上、計算上は、海の表面の波の波形の中には、0やプラスやマイナスの部分があることになっているけれども、それは言ってみれば、単なる科学上の想像に過ぎないのであって、実際には、海全体として見れば、いくら波が上下しようが、前後左右に揺れようが、別に水がなくなるわけでもなければ、また水が増えることも減ることも、基本的には全くあり得ないので、当然、そうした水の波動には、0も―も全く存在していないということなのです。

 

空気中の音も、地面の振動も、いくら大きく波形が動いたとしても、それによって、突然なくなったり、増えたり減ったりすることは絶対あり得ないので、当然のことながら、0の存在も―の存在もあり得ないことになる

 これは水の波以外にも、空気中の音や、地面の振動に関しても、ほとんど同じように言えるので、確かに音が鳴ると、音の波形上は0を中心にして、プラスになったり、マイナスになったりするけれども、実際の空気自体は、別になくなるわけでもなければ、減るわけでもないとか、確かに地面の振動があると、振動の波形自体は0を中心にして、プラスになったり、マイナスになったりするけれども、実際の地面自体は、単に上下や前後左右に揺れているだけなので、別になくなるわけでもなければ、減るわけでもない、などというように、本当は空気中の音や、地面といった固体の振動に関しても、0も―も全く存在していないということなのです。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2011年8月27日 7:18 PM, コラム / 科学、テクノロジー



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