2、現在の知識偏重の学校教育の中では、いつの間にか、かなり異常な偏った職業や社会に対する物の見方を植え付けられてゆくようなところがあるので、できれば学校以外に何かの習い事やスポーツであるとか、何らかの社会の仕事の手伝いやボランティアのようなことを少しでも多く体験しておいた方がよい
第二には、これも非常に問題が多いのですが、現在の日本の教育であるとあまりに知識偏重の暗記重視、ペーパーテスト重視の教育システムになっているために、そうした学校教育を受けるうちに、いつの間にか多くの人々がそうした知識偏重の教育内容にすっかり慣れ切ってしまい、気がつくと、「机に座って事務処理をする人間は偉いけれども、実際に外に出て、いろいろな作業を行う人間は、ひとランク下の人間なのだ」、とか、「人前でペラペラ話す人は偉いけれども、そうした話をせずにコツコツ手作業で仕事する人は馬鹿な人なのだ」、とか、「楽しく体を動かすような仕事は頭の悪い馬鹿な人間のやることで、その反対に能面ずらで気難しい顔をして、楽しいことでもできるだけ真面目に何も考えずにやる人間の方が頭のいい人間なのだ」、などと勘違いしてしまうようなところがあるということなのです。
ですから、私はこうした現在の日本の学習状況においては、できるだけ学校にいる時間は少なくして、それ以外の時間を何らかの習い事やスポーツのようなことをして楽しむような習慣をしっかりつけるとか、あるいは、もう思い切って何らかの社会の仕事の手伝いやボランティアのようなことにできるだけ多く参加して、そうした学校以外の社会の現実に基づいた人間としての働く楽しさや充実感というものを、できるだけ早い段階でしっかり理解できるようにしておくことが非常に大切なのではないか、というように考えております。
続く・・・(続きは来週になります)
Cecye(セスィエ)