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民主主義の基本原則は、立法、行政、司法の三権分立であるが、現在の日本では、この役割の違いが、いまだによく理解されていないように見える Part 3

3、日本のような議員内閣制の国においては、国会の最大多数の党派の中から、首相や大臣といった内閣を組織してゆかなくてはならないのだが、ここで最も問題なのは、国会議員として、優秀な人間が、必ずしも、首相や大臣をやって、優秀とは限らない、ということである

 ところが、日本のような議員内閣制の場合、この後が難しくて、こうした国会議員の最大多数の党派の中から、首相や大臣といった内閣を組織して、行政に当たることになっているのですが、ここで問題なのは、国会議院として、求められる知識や能力と、そうした首相や大臣といった内閣の一員として、求められる知識や能力というのが、基本的に全く違うにも関わらず、その違いというのを、現在の多くの日本人は、多分、ほとんどよく認識していないのではないか、ということなのです。

 つまり、国会で優秀な活躍をした人が、首相や大臣として、優秀であるとは、全く保証できないし、また、その反対に、首相や大臣として、優秀であった人が、国会議員として、優秀であると限らない、というような、よく考えてみると、政治システムとしての大変な問題点、というか、欠陥があるのですが、この点について、現在のほとんどの日本人は、まだあまりよく理解できていないようなのです。

 それでは、こうした状況下において、政治家の人達には、一体、どうしたことを求めればよいのか、というと、それは、簡単で、とにもかくにも、最初に述べたような、その政党が、国民に対して、あらかじめ、約束した公約の実現が、その期限までに、一体、どの程度、実現したか、また、それが実現できていない場合には、その理由を、きっちりと国民に納得の行くような形で、うまく説明できているか、ということだけを、国民全員で、一定期間ごとに、しっかりとチェックしていれば、基本的には、それで十分である、ということなのです。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2011年5月25日 5:11 PM, 政治



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