前回述べた、波動に関する話を前提にして、今回は、さらに「次元」についての説明をしてゆきたいと思います。
「次元」とは、何か?
宇宙的な科学では、たいてい、次元に関しては、次のような四つの内容を説明することが、非常に多いです。
1、どんな物質でも、一定以上の波動の変化によって、全く異なる物質の状態に変化させることができる
まず第一には、前回、述べたような、存在の波動の違いというのが、一定以上の差の開きが生じた段階でもって、それ以前の、その存在とは、基本的に全く異なる色や形や性質や状態の存在に変化することになってしまう、ということです。
つまり、地球人の常識とは違って、宇宙的な科学においては、一定の法則の下に、がっちりと支配された物質というような概念は、基本的に全くないので、それゆえ、いかなる物質であったとしても、その波動の種類やバリエーションを変えることさえできれば、それ以外の異なる色や形や性質や状態の物質に、いくらでも簡単に変化させることができる、ということです。
2、この宇宙では、一定以上の波動の違いによって、いくらでも無数の「並行世界」が成立するようになっている
第二には、これは、元々は、今述べたような波動の原理の応用形として、同じ宇宙空間を、より効率的に有意義に使うために、この宇宙の創造主によって、考案された空間の概念なのですが、たとえ、同じ存在であったとしても、その波動の位相(波の形の位置のようなもの)を、少しずつ、ずらすことによって、同じ空間上に、いくらでも重複した複数の空間、つまり、「並行世界」を成立させることができる、ということです。
これは、コンピューターを使った音楽の編集などにおいて、「音の波形」というものを見たことのある人であれば、わりと簡単に理解することができるのではないか、と私は思うのですが、要するに、同じ物質の波動であったとしても、それを、ほんの少しだけ、ずらすことができれば、それによって、元の世界とほとんど同じであるが、基本的に全く異なる「並行世界」というものが、いくらでも簡単にできる、ということなのです。
3、この宇宙では、波動の高低の違いにより、無数の「次元世界」が成立している
第三には、これは、第一の内容と第二の内容の応用形に当たるのですが、地球上の物質が、固体から液体に、それから、液体から気体に変化すると、その性質や状態が、全く完全に変化してしまうのと、ほとんど同じように、この宇宙における存在というのは、基本的に、一定以上の波動の上下の違いがあると、同じ存在であっても、その存在の存在する波動の世界とは、全く異なる波動レベルの世界に移動することになってしまう、つまり、あまりに波動の異なる存在というのは、基本的に同じ波動レベルの世界には、存在することができずに、それ以前とは、全く異なる別の波動レベルの世界に、ほとんど一瞬にして、パッと消えて、移動することになってしまうのですが、こうした波動レベルの上下の違いによる世界の区分を、宇宙的な科学においては、一般に「次元」という言葉で表現しています。
つまり、この宇宙においては、波動的な位相が、少しずつ横にずれているような「並行世界」と、それ以外に、波動的なレベルが、大きく上下に異なるような「次元世界」というものが、非常に数多く存在している、ということなのです。
Cecye(セスィエ)