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光の創造原理と、自由の創造原理と、闇の創造原理

 第二には、前回述べたように、この世界というのが、一人一人の人間や生物達の想念が投影された一種の仮想世界のような世界に過ぎない、ということになると、普通の人間の感覚としては、「確かに自分のイメージを集中すると、それが自分の身の回りで、どんどん現実化してゆく、というような自己実現の法則のようなものがあることは、ある程度分かるけれども、実際の生活では、そんなに自己実現の法則だけで大成功した人なんて、自分は見たことがない」、というような話になってくるのではないか、と私は思うのですが、それはなぜなのか、というと、実は、そうした自己実現の法則が働くための前提として、次のような三つの創造原理が、この宇宙では、常に働き続けていたからであるのです。

 

1、光の創造原理———創造主や高次な霊的存在達によって、この宇宙に投影されている光の創造原理

 まず第一には、これは、こうした精神世界のことに精通した人であれば、結構、誰でも知っているような内容なのではないかと私は思うのですが、「神」とも「仏」とも呼ばれるような、この宇宙の創造主の創造エネルギーに基づいて投影されている、この宇宙の世界というものがあります。

 ですから、こうした創造主や、あるいは、それに近い非常に高次な霊的存在が投影している現実の世界というものが、まず第一にあげられるべき、この世界の創造原理ということになります。

 

2、自由の創造原理———個々の人間や生物達の思念の力によって、この宇宙に投影されている自由の創造原理

 第二には、こうした創造主の創造エネルギーに基づいて、個々の人間や生物たちの想念が創り出している現実の世界というものがあるのですが、ところが、私たちの活動している物質世界では、その当人の表面意識レベルの意思と、その奧に隠れている膨大な量の潜在意識レベルの意思というか、衝動がかなり食い違っていることが非常に多いので、その結果、そうした人間や生物の表面意識レベルの意志というのは、実際には、ほとんど実現せずに、そうではなく、そうした人間や生物の心の奥に隠れた膨大な量の潜在意識レベルの意志や衝動に基づいた自己実現を非常に忠実に行っていることの方が、現在の地球の物質世界では非常に多い、ということが言えるでしょう。

 これが多くの人々や生物たちが、実際の表面意識レベルの自分の意志とはかなり異なる物質世界の体験を何度も何度もえんえんと繰り返し続けなくてはならなくなっている真の理由の一つである、ということなのですが、やがて、もうすぐ巻き起こるアセンションを境にして、こうした多くの人々や生物達を散々苦しめ続けてきた潜在意識レベルの問題に関しては、かなり大きく改善されることになるはずなので、その結果、おそらく、アセンション後の世界においては、多くの人々や生き物達は、自分自身の表面意識というよりも、自分のトータルな意識(良い意味での潜在意識もすべて含めて)の希望や意志に基づいた、本当の意味での幸福な人生を過ごしてゆけるようになるのではないか、というように私は考えております。

 

3、闇の創造原理———この世界に破壊や混乱をもたらすために活動している闇の存在達が投影している闇の創造原理

 第三には、これは、これまでの宗教や精神世界の話では、悪魔や悪霊の活動として単純に片付けられてきたことが非常に多かったのですが、実は、現在、私達地球人を取り囲んでいる物質世界というのは、この宇宙の創造主の意志だけではなく、また今述べたようなたくさんの人々や生き物達の意志でもなく、そのどちらでもないような一群の非常に悪意をもった闇の存在達の活動による一種のマインドコントロールの結果、創られた要素が、かなり濃厚にあった、ということなのです。

 これが宗教をしていても、普通の生活をしていても、どうしても納得がいかないようなこの世界の矛盾、つまり、「この素晴らしい世界は、絶対に愛や知恵に満ちた偉大な神のような存在が創られたものだ」、と心の底から感じたり、納得できるような部分と、そうではなく、「この醜く汚い欲望や闘争だらけの異常な世界を創った神のような存在なんて、絶対に信じられない」、と心の底から嫌悪し、否定したくなるような部分のそうした全く異なる二つの見方に多くの人々が分かれてしまう大きな原因の一つになっているのですが、その理由というのが、今述べたような理由、つまり、私達の身の回りを取り囲んでいるこの物質世界の成立に関して、善意ではなく、また単なる個々の人間や生物としての自己実現の目的でもなく、かなりの悪意をもって、不当な干渉をし続けるような第三者的な存在達というのが、この世界には、明らかに存在していたからである、ということなのです。

 それでは、そうしたかなりの悪意を持った第三者的存在達というか、もっとはっきり言うと、不当な介入者である闇の存在達というのは、この物質世界に対して、一体どのような関与をしたのか、というと、これには、世界のあり方から人間や生物の肉体や精神のあり方に至るまで、本当にたくさんの内容があるのですが、ここでは、その中でも特に要点だけあげると、まず第一には、「時間の創造」、つまり、現在、私たちが体験している前にも後にも、ほとんど身動きがとれないような現在の物質世界における時間の概念の創造を行ったということと、それから第二には、「物質世界の創造」、つまり、たった一度でも迷い込んでしまうと、それ以降、基本的にたった一つの現実の世界の体験以外、自分自身の意識としては、一切認識できなくなってしまうというような、現在、私達が当然の常識として認識しているような物質世界の概念の創造ということを、彼ら闇の存在達は行ったということなのです。

 それゆえ、外宇宙の人々とのコンタクトやチャネリングなどがあると、なぜか、こうした私達地球人にとっては非常に身近で、あたかもまるで当たり前の宇宙の常識のごとく感じられるような「時間の概念」や「物質世界の概念」というのが、彼らから見ると、「そんなもの本当はないんだよ」、とか、「それは本当は、ただの幻に過ぎなくて、君たちの認識している世界の外側には、もっともっと遥かに広大な宇宙があるんだ」などと簡単に一刀両断されることになってしまうので、こうしたこの世界そのものに対する認識の相違というのが、こうした宇宙人の存在というものを、多くの地球人がかなり疑心暗鬼の目でもって、見ることになってしまう大きな理由の一つになっていた、ということであるのですが、実際、そうした高度な科学力をもった宇宙文明の人々の目から見ると、現在の地球人の常識というのは、はっきり言って、かなりインチキでクレイジーであるというような目でもって、見られることが非常に多かった、ということなのです。

 それはともかくとして、要は、ここでは何が言いたいのかというと、この宇宙には、創造主や、それに近い高度な光の存在でもなく、また普通の人間や生き物でもないような暗闇の存在達がいて、そうした存在達がかなりの悪意をもって、この世界の創造に深く関わってきたために、この物質世界というのは、その根本的な性質において、善意で創造され、運営されている部分と、それから単に個々の人々や生物達の自由の追求によって、創造され、運営されている部分と、さらには、どう見ても、これは悪意によって創造され、運営されているとしか実際言いようのないような部分の大きく三つの主要な創造原理によって、創造され、運営されているようなところがあった、ということなのです。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2010年8月4日 5:00 PM, 時間と空間の秘密



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