もう少しの間、政治や軍事の話が続きますので、読みたい人だけ読まれてください。
ロシアとウクライナの間の停戦交渉について
それから現在のウクライナ情勢についてなのですが、これも非常に有名な第二次世界大戦前の政治的な教訓があって、それというのは、第二次世界大戦前に当時のヒットラー率いるナチスドイツの軍事政権が、隣国に軍事侵攻した際に「もうそれ以上の軍事侵攻はしないだろう」と、当時のヨーロッパの有力国が、それをよしとしてしまったのですが、逆にその結果、当時のナチスドイツはその後も、当時のソ連と秘密裏に手を組んで、さらに他のヨーロッパの国々にも軍事的な侵略を大々的に始めるようになっていってしまった、というような歴史的な経緯があったことです。
第二次世界大戦以降、当時のドイツや日本やイタリアなどの国々は、現在では、すっかり根っからの平和国家に変わってしまったようなところがあるのですが、ところが現在、ウクライナに軍事侵攻しているロシアの国内の様子を見ると、ウクライナや欧米の国々に対して、敵視するような政治的なプロパガンダが流されているだけでなく、政治的な自由もなければ、言論や報道の自由もなく、そして国民の意見は、政治家の思う通りに、ほぼ完全に統一されているような状況になっているわけです。
ですので、はっきり言って、現在のロシアとウクライナの間の戦争は、安易に停戦したとしても、現在のプーチン氏の主張を聞いていると、またしばらくして、ロシアの国力が回復すると、すぐに軍事侵攻し始めるのではないか、ということが、かなり強く危惧されるわけです。
それゆえ私も、ロシアとウクライナの間の戦争を停戦させることについては、基本的に賛成なのですが、プーチン氏らの主張は、21世紀の現代の考え方というよりも、20世紀の米ソ冷戦時代の力の論理のような考え方に、かなり固執しているようにも見受けられるので、どうしても停戦した後には、二度とロシアがウクライナを再侵略しないように、ウクライナをNATOに加盟させるか、あるいは、ウクライナ国内に欧米の軍隊を駐屯させるような、何らかの軍事的な歯止めはとても大事になるのではないか、というように考えております。
Cecye(セスィエ)
2025年3月6日 9:03 PM, おすすめ記事 / 予知、予言、未来予測 / 人生観、世界観 / 宗教、道徳 / 政治 / 歴史 / 現在のアセンションの状況 / 知恵、正しさ / 社会、文化 / 経済 / 軍事