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霊的な観点から見た現在のアメリカ大統領選挙の動向について Part 10

民衆をまとめ、平和をもたらすリーダーと、民衆を惑わせ、混乱をもたらすリーダーの違いについて

 それで国内で宗教や人種や民族などに関わるような何か非常にデリケートな問題が起きたとしても、州の知事や、一番上の大統領が、「みなさん、今はとても大変だけれども、できるだけお互いにいたわりあい、気づかいあって、一緒にこの危機を乗り越えてゆきましょう」などというように愛や平和や融和のメッセージを発信し続けているのであれば、多少、途中経過は大変であったとしても、それほど大事にはならずに、だんだん普通の平和な日常に戻ってゆくことが多いものなのですが、ところが前回のトランプ政権のように「あいつらがいけないんだ」「これはとんでもない陰謀があるからだ!」「あいつらをぶちのめして、叩いてしまえ」「もっと戦うんだ」などというように大きく煽るような言動を繰り返していると、だんだん国中が荒れてゆき、常にあっちでも騒動、こっちでも大混乱などというように、対立や混乱が止まらなくなって、どんどんエスカレートしていってしまうようなところがあるのです。

 それで四年前は、幸いトランプ政権が終わって、民主党のバイデン政権に移行したので、トランプ政権の末期のようなアメリカ国内の大混乱は、だんだん収拾していったようなところがあるのですが(バイデン政権の立派な功績の一つだと思います)、しかし、もし四年前にトランプ政権がそのまま続いていた場合には、あのままアメリカ国内の混乱は終わらずに、かなりの大混乱が、さらにエスカレートしながら、ずっと続くような事態になったのではないか、と推測されます。

 それゆえ現在のトランプ氏の主張とはかなり違って、ここ四年の間には、ロシアのウクライナへの侵略による世界的なインフレの発生など経済の混乱はありましたが、アメリカ国内が大混乱して、大勢の人々が武器を向け合うような内戦状態に陥って、多くの人々が死傷するような事態にはならなかった、というような意味では、当時のトランプ支持者も含めて(彼の落選をとても残念がったかもしれないのですが・・・)、多くのアメリカ人は、民主党のバイデン政権に変わったことで、命拾いした人々が、かなり数多くいるのではないか、ということなのです。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2024年9月27日 9:08 PM, 人生観、世界観 / 政治 / 歴史 / 知恵、正しさ / 社会、文化



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