それゆえ、そうした様々な省庁の非常に重要な管理職の立場に就く政治家を、一定期間ごとに普通の選挙で直接選べるのは、とても良いことであるとは思うのですが、はっきり言ってしまうと、そうした様々な省庁の行政府の非常に大事な管理職の仕事に就いている人々が、次の選挙で落選しないように、あまりにも地元にべったりくっついていなくてはならないような政治的な状況というのは、多くの国民の利益としては、あまり良いものとは言えないのではないか、とも思われます（国民の立場としては、行政府の仕事に就いている政治家には、そうした仕事にしっかり専念してもらって、できるだけ良い政治的な成果を上げてもらった方がよいのではないでしょうか）。
そうすると与党の政治家として、国会の仕事だけでなく、様々な省庁の行政府の仕事にもしっかり専念しつつ、さらには地元の選挙区の人々とも、しっかり腰をすえて交流し続けてゆくためには、その間の橋渡しを務める、ある程度の人数の政治家のアシスタント（秘書）が必要になってくるわけなのですが、こうした議員内閣制における与党の議員の政治家の立場と、野党の議員の政治家の立場の違いが、まだ現在の日本では、あまりはっきりとよく理解されていないようなのです。
Ｃｅｃｙｅ（セスィエ）
