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国会(立法府)の議員への政治的な評価と、行政府の首相や大臣などへの政治的な評価の違いについて Part 6

 このように現在の日本のような議員内閣制の政治システムの場合、議会で多数派になった与党の政治家は、単に国会の議員としての仕事ばかりでなく、様々な省庁での行政の仕事を一年中、かなりきっちりとこなしてゆかなくてはならなくなるわけです。

 ところが、そうすると与党の政治家達が、ある意味、かなり落ち着いて、そうした様々な省庁での行政の仕事にしっかり本腰を入れて、向き合ってゆくためには、地元の選挙地盤にしょっちゅう戻らなくても、彼らの代わりに地元の人々にいろいろな挨拶回りをしたり、細かな話を聞いて回ったり、日頃の政治活動の説明をしたり、さらには次の選挙においても、しっかり投票してもらえるような様々な働きかけを行う秘書や事務所などが、どうしてもある程度の規模で必要になってくるわけです。

 そうすると、たいてい年間を通して、すぐに数百万、数千万という金額のお金がかかるようになってくるはずなのですが、しかし、はっきり言ってしまうと、そうした自分の選挙地盤での地道な活動が疎かになっていると、その時点では政治家の肩書きになっていたとしても、次の選挙でも、うまく当選してゆけるかというと、かなり危うい状況になってしまうことも十分にあり得るわけです(元々、知名度や人気があった人であれば、かなり状況は違ってくるようなのですが・・・)。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2024年8月20日 9:03 PM, 政治 / 知恵、正しさ / 社会、文化 / 経済



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