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現在のイスラエルやガザ地区の情勢について Part 9

 それでは、こうした現在までのイスラエルとガザ地区の状況において、いったいどのような解決策が考えられるのか、というと、以前からの国際的な公式の立場としては、イスラエルからは完全に独立し、共存した形で、ガザ地区や、エルサレム周辺のヨルダン側西岸地区に自治政府を成立させれば、すべての問題はうまく片付く、ということになっているようです。

 ところが、はっきり言って、ハマスがガザ地区を牛耳っている限りは、たとえガザ地区に自治政府ができて、ある程度の期間の休戦が成立したとしても、しばらくすると再びハマスは、ガザ全体を要塞化し、武力を増強した上で、イスラエルに大規模な軍事攻撃を仕掛けてくるのは(規模は小さくなるかもしれませんが・・・)、ほぼ間違いない未来予測になってしまうのではないか、ということなのです。

 つまり現在のようにハマスが、ガザ地区を統治した状況において、いくら休戦が成立したとしても、おそらくイスラエルがガザ地区から撤退するとハマスは、即座に以前以上に一般市民も完全に巻き込むような形で、さらにガザ全体を要塞化して、イスラエルにたくさんのロケット弾を撃ち込むようになったり、またフェンスを壊して、あちこちでテロ攻撃をし始めるような状況になってゆくことは、かなり明確に予想されるわけです。

 ですので、こうした現在のような状況では、おそらく今後の未来においても、何度も何度もイスラエルとハマスの間で、ずっと戦争が続いてゆくような状況が続いてゆくのではないか、というように思われます。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2024年2月10日 9:04 PM, イスラム教 / ユダヤ教 / 政治 / 社会、文化 / 軍事



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