それゆえ、まだ現在の段階では、いくらロシアがウクライナを侵略しようが、アメリカの人々にとっては、ただの他人事で済ませられるように感じられるかもしれないのですが、しかしながら、そうした過去の歴史の流れから、はっきり言えることは、現在、アメリカやヨーロッパを初めとする世界中のたくさんの国々が、軍事的な面も含めて、ウクライナをしっかりと支援し続け、ウクライナの人々が自由と独立をしっかり守りきってゆけるようにすることは、現在の世界の平和と安定を維持するだけでなく、今後、状況の変化によっては、世界規模の大きな戦争に発展してゆくかもしれない未来の危険性を大きく引き下げ、そして、さらに結果的には、アメリカを初めとする世界中の自由や人権や民主主義を重んじる国々が、今後も末長く平和に繁栄し続けてゆくことに大きく貢献することになるのではないか、ということなのです。
それから21世紀初頭の現在の世界情勢についてなのですが、今から百年前の時代とはかなり違って、現在の世界は、アメリカ政府やアメリカの人々がとても大切にしている自由や人権や民主主義といった価値観を、ほぼ同じような形で非常に大切にしている国々が、数多くある時代に大きく移り変わってきています。
ですので、そうしたアメリカ政府や、多くのアメリカの人々が大切にしている自由や人権や民主主義といった価値観をしっかり共有している国々との間では、軍事的な同盟関係も含めて、できるだけお互いにウイン・ウインの関係が成り立つような政治や経済や文化の関係をしっかりと足並みを揃えて、世界共通の価値基盤にしてゆくような国家運営にしておいた方が、それぞれの国が、単独でバラバラにそうした努力を進めるよりも、遥かに簡単に、また遥かに低いコストで、より大きな成果と繁栄を実現してゆくことができるのではないか、ということなのです。
Cecye(セスィエ)