世界規模の情報化社会の進展と、人間の幸福について
ここではまず、みなさんにわかりやすいように事故や犯罪などのニュースを例に説明してみたいと思うのですが、おそらく現在の世界では、数百万の人口がいれば、どうしてもある一定期間の間には、数十件か、数百件か、それ以上かは国や地域によって、様々だとは思うのですが、何らかの大変な事故や犯罪などが起きているのではないか、と思われます。
昔は、せいぜい自分の国や隣国でのそうしたニュースを見聞きするだけであったと思うのですが、現在は、世界規模の情報化社会になっているので、おそらく昔と比べると、数十倍から百倍以上、そうした大変な事故や犯罪などのニュースを見聞きする機会は増えてきているようなところがあるわけです。
しかし多くの人々が、そうした情報を得て、大変な恐怖や動揺を感じたとしても、実際には、あまり意味がないことも多くて、そうではなく、どちらかというと、もっと遥かに大事なことは、多くの人々が、できるだけそうした事故や犯罪などに巻き込まれないようにすることや、あるいは、そうした事故や犯罪などを、いかにして、二度と起きないように未然に防いでゆくか、ということの方が、本当はずっと大事なわけです（そうした事故や犯罪の被害者にも、加害者にもならないようにすることが大事だと思われます）。
そうすると例えば、ある人々が住んでいる国や地方では、何らかの種類の事故や犯罪などは、まずは滅多に起きることはないということであれば、はっきり言って、そうした国や地方の人々の精神的な幸福の問題としては、そうした事故や犯罪のニュースなど、ほとんど見聞きすることなく、毎日、普通に幸せに過ごしていた方が、ずっとよいかもしれない、というような見方も成り立つわけです。
それというのは、どんな人であっても、家族や友人と楽しく談笑しているところに、突然、大変な事故や犯罪などのニュースが流れてきたら、一瞬で楽しい幸福な気分はどこかに消えて行ってしまい、心が強く動揺して、とても大変な不幸な感覚になってしまうことが多いのではないか、というように思われるからです。
Ｃｅｃｙｅ（セスィエ）
2023年3月20日 9:03 PM, おすすめ記事 / スピリチュアリズム、霊界 / 人生観、世界観 / 健康、医療 / 宗教、道徳 / 政治 / 瞑想 / 知恵、正しさ / 社会、文化 / 科学、テクノロジー
