三つめは、そうすると少し不思議な知恵、というか、人生訓のような内容が考えられてくるのですが、それは、いったい、どのようなものなのか、というと、だいたい次のような内容になります。
現在のような世界規模の情報化社会になると、世界中の多くの人々が、ほぼ毎日のように自分が住んでいる国や地方の様子ばかりでなく、世界中の様々な国々の情報や人々の様子を見聞きするようになってきているのではないか、と思われます。
しかし、先ほどから何度も述べているように、そうした形で多くの人々が、世界中の様々な情報や、様々な人々の様子を見聞きしたとしても、はっきり言ってしまうと、それぞれの人には、それぞれの人が現在置かれている社会の状況や、人生の状況があるものなので、そうした形で、何でも見聞きしたものを最高に良いものだと思って、すぐに欲しがったり、すぐにやってみたいと思ったとしても、現実には、すぐに手に入ったり、すぐにできたりするものと、そうではなく、そう簡単には、すぐ手に入らなかったり、すぐにはできないものの両方があるわけです。
こうしたそれぞれの人が置かれた社会や人生の状況から考えてゆくと、単純な現実論や幸福論的な立場としては、そうした形で、すぐに手に入るものは、欲しいと思ってもよいし、また、すぐにできることもやってみてよいかもしれないけれども、残念ながら、そう簡単に手に入らないものや、そう簡単にできないことに関しては、とりあえず他人事の別世界の話と考えるようにして、諦めるか(そうしたことをずっと考えて、現実の生活を否定し続けていると不幸になるので・・・)、もしくは、できるだけ似た効果や感覚が得られる、もう少し手軽な代替品を手に入れることで、それなりに満足して生活するようにしたり、あるいは、もっと簡単に実現できる手頃な目標に切り替えて、そうした手近な目標の実現を一つ一つ、毎日、ワクワクしながら楽しんで行ってゆくような精神的な工夫や切り替えが、とても大事になるのではないか、というように思われます。
追伸
先日は、トルコやシリアなどで大きな地震があったのですが、最近は、また日本でも、地震などの大きな規模の災害が起きる可能性が高くなってきているようです。
現在、できるだけ回避させる方向で進めているのですが、少しの間は、ある程度、注意や警戒が必要になってきているようです。
Cecye(セスィエ)
2023年3月7日 9:03 PM, 人生観、世界観 / 宗教、道徳 / 政治 / 現在のアセンションの状況 / 知恵、正しさ / 社会、文化 / 経済