ところが、そうした省庁の一番トップの大臣や長官のような役職に、その人独自の信念や考え方ばかりに強く固執して、そうした省庁の立場や、これまでの仕事のやり方をことごとく否定して、いちいち、一つ一つの仕事をひっくり返そうとするような人が来てしまうと、時折、そうした人の中には、外部の人々に対して、非常に話がうまかったりして、評判が良いこともあるのですが、実際のそうした省庁の行政の仕事は、いろいろな所で混乱するようになったり、また、そうした状況に大きな不満を持って、強く抵抗する人や、辞める人が出てきたりして、だんだん、そうした省庁の仕事は、あちこちで滞るようになっていってしまうことがあるのです。
たいてい、こうした状況は、ものすごく国民受けしそうな、非常に理想がかった公約を掲げる政治家や政党に政権交代した後に起きることが多いようなのですが、しかし、そうした政治家や政党の人々は、世間受けするような発言がとても上手なことが多いので、こうした省庁の仕事の混乱や停滞は、世間の人々には、それほど目立たない形で起きているか、あるいは、そうした省庁の官僚や役人の方が、間違った悪いことをしているような印象を持たれていることが多いようです。
※ただし、実際に省庁や役所の運営に問題があって、そうした状況になることもあるので、その場合は、国民の側としては、政治家や政党が十分な行政改革ができるように、しっかり支持してあげることが、とても大事になります。
Ｃｅｃｙｅ（セスィエ）
