2、民衆を惑わすデマゴーグ(煽動者)の活動と、その対策について
二つめは、これは現在の世界では、あまりにも当たり前の出来事になりすぎていて、誰もあまり意識しないような状況になってゆきつつあるような内容になるかもしれないのですが、いわゆる、マスコミやインターネットや、あるいは、もっと身近な家庭や学校や会社などの中において、ワッと他の人々を驚かしたり、怒ったり、脅したり、慌てさせたり、バカにしたりして、人を動かそうとするような言葉の暴力の問題になります。
現在の世界全体は、わりと平和なのですが、一方で今日も世界のあちこちでは、様々な場面において、かなり強い口調で他の人々を罵ったり、脅したり、バカにしたりしては、他の人々を傷つけたり、その人の思った通りに他の人々を動かそうとするような行為は、かなり頻繁に行われ続けているのではないか、と思われます。
ここでは紙面の関係上、一般に世間で問題とされているような内容には、あまり深入りせずに、もっとマクロの政治や社会の問題についてのみ述べたいと思うのですが、まずは、みなさんにもすぐにわかりやすいような喩えとして、みなさんの普段の学業や仕事や家事などの場面から考えてゆきたいと思います。
例えば、毎日、みなさんが、どうしてもやらなくてはならない様々なルーティンとして、学校で先生の話を聞いて、勉強したり、また仕事や家事などで大事な作業を、一つ一つこなしていったりするような際には、それほどぺちゃくちゃ喋らずに(話す勉強や仕事であれば、別ですが・・・)、一つ一つの作業を確実に仕上げてゆくしかないのではないか、と思われます。
時々、そうした際に、その時々の状況を、あまりよく知らないにも関わらず、横から「なんで、いつもこんな遅くしかできないの?」とか、「これ全然、ちゃんとできてないじゃない!」とか、「あなた、馬鹿なんじゃない?」とか、「お前は、努力が全然足りないんだよ!」とか、「こんなことだから、いつも君はうまくいかないんだよ!」などというように、きつく責め立てるように喋ることは、誰でもできるのではないか、と思うのですが(実際にダメなこと、どうしようもないこともあるとは思いますが・・・)、ところが世の常として、それでは、そうした喋っている人自身が、同じ作業を、それ以上にきっちりできるのか、と問われれば、はっきり言ってしまうと、ほとんどのケースでは、それほど、きっちりできないことが多いのではないか、ということなのです(実際にやっていた人や、できる人であれば、多少話は別なのでしょうが・・・)。
Cecye(セスィエ)
2021年12月11日 4:21 PM, おすすめ記事 / 予知、予言、未来予測 / 人生観、世界観 / 宗教、道徳 / 政治 / 教育 / 現在のアセンションの状況 / 知恵、正しさ / 社会、文化 / 経済