短期的に見た政治家や政党への評価と、長期的に見た、本当の政治家や政党への評価について
二つめは、これは、たいてい野党の政治家の人々は、ものすごい声だかに声を荒げて、大変問題視することが多いにも関わらず、与党の政治家の人々は、あまりはっきりと自信を持って、明確に反論することが少ないような内容になるかもしれないのですが、それは、いったい何なのか、というと、どこの国の政府の予算も、普通の国民から見ると、ものすごい膨大な金額になるのですが、それでは、そうした国の予算のうち、いったい何を正しい良いものとし、また、いったい何を不正や無駄といった間違った悪いものとするか、というような問題になります。
国や地方自治体の予算は、普通の人の経済感覚から考えると、はっきり言って、かなり膨大な金額なので、たいていの人は、すぐにはよくわからないことが多いし、また政治家や、会計検査院のような国のチェック機関や、マスコミや経営者の人々であっても、はっきり言って、ちょっと調べたぐらいでは、すぐには何が良くて、何がダメなのかということは、よくわかりづらいことが多いのではないか、と思われます。
それで現代の社会では、どうしているのかというと、最終的には国民の側から見て、「この人なら信頼が置けそうなので、多分、不正や間違いは、あまりしないのではないか」とか、「あの人は、正義感や使命感が強いから、しっかりやってくれるのではないか」などというような人を、選挙で政治家に選んで(野党の政治家の方が、そうしたニーズは高いような気がしますが・・・)、あまり細かなことはよくわからないけれども、そうした能力的に高く、また人格的にも、かなり信頼の置けそうな人に、しっかり国の財政を監督してもらうような方法になっているのではないか、と思われます。
Cecye(セスィエ)