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知ることと人間性の関係について Part 36

①どんなに非常に知性的に優れた人物であったとしても、様々な原因によって、以前と同じような実績や結果が出せなくなってきた際には、その人の知性をさらにバージョンアップさせるような努力と工夫が、とても重要である

 まず一つめは、これは少し難しい問題になってくるのですが、簡単に言うと、そうした非常に知性が高い人というのは、とにかく、いろいろな物事について、よく知っているし、また普通の人々と比べると、非常に速いスピードで、次々とかなり正しい判断を下していってしまうようなところがあるので、はっきり言うと、普通の人々の立場からすると、自分が何か考えていることを言っても、「ああ、それは前に見たことがあるので知ってる」とか、「それは前にやったけど、うまくいかなかったんだよね」などというように、すぐにいろいろと言い返されてしまい、どちらかというと、いろいろな意味で会話が一方通行になってしまいがちなところがあるのではないか、と思われます(こうしたこと自体は、別にそれほど悪いことであるとは思わないのですが・・・)。

 ところが、みなさんもよくご存知のように常に世の中というのは、予期せぬ天候や自然の変化ばかりでなく、いろいろな人がいろいろな物を作ったり、行動したりして、常に変化し続けているようなところがあるので、そうした非常に知性が高い人であっても、時には、かなり思いがけない形で大きく間違った判断を下してしまったり、大きく失敗してしまうこともあるわけです。

 その理由として、よくあげられるのは、例えば、非常に優秀な人であっても、時々陥りがちな独りよがりの思い込みによる間違いや失敗などがありえるのですが、それゆえ、特に些細な判断のミスが、大きな失敗につながりやすい経営の現場では、単なる知識や思い込みに頼らずに、常に実際に現場を出向いて、見聞きしたことに基づいて、判断することの重要性が説かれたりすることが多いようです。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2020年11月5日 9:21 PM, 人生観、世界観 / 宗教、道徳 / 成功論、繁栄論 / 政治 / 知恵、正しさ / 社会、文化 / 経済



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