それでは、こうした私達の社会の状況や人間の特性を踏まえた上で、私達は、いったい、いかにして、最も正しい意見を持てるように努力してゆけばよいのか、というと、だいたい次のようなことが言えます。
※ここでは、常にちゃんとした正しい情報かどうか、しっかり確認するというような、わりと当たり前のことではなく、もう少し判断が難しいケースについて、述べたいと思います。
1、耳障りの良い、素晴らしい夢のような話に関しては、一定期間ごとに、本当に最初の理想や目的に近づいているかどうかのある程度、冷静かつ客観的なチェックが重要である
まず一つめは、わりと単純で、今も述べているように人間というのは、「自分は良い人だ」とか、「いつも自分は良いことをしている」などと、すぐに信じ込みやすい性質を持っているものなのですが、ところが、それが高じて、「みんなで、こうやってしまえばいいんだ」とか、「あいつ(あの人達)がすべて悪かったんだ」とか、「あれがなくなれば、全部うまくいくんだ」とか、「こうやれば、全部解決するんだ」などというような感じで、かなり扇動的に多くの人々を煽るような言葉に関しては、時折、そうした言葉による行動が、「本当に元々目指していた通りの結果をもたらしているのかどうか」、また、「いつの間にか、元々考えていた目標から、ずれてきてしまったりしていないか」ということをある程度、冷静かつ客観的に考え直した方が賢明なのではないか、ということです。
Cecye(セスィエ)
2019年8月28日 9:03 PM, 予知、予言、未来予測 / 人生観、世界観 / 宗教、道徳 / 成功論、繁栄論 / 政治 / 歴史 / 知恵、正しさ / 社会、文化 / 経済 / 軍事