つまり、そうした世間の裏に少し隠れるようにして、一見、かなりこっそりとした感じで営業しているような商売の人々は、そうした人が、その人にとって身近な人々にも、また一見、かなり信頼の置けそうなその道の専門の人々にも、なかなか相談できないような問題に対して、たとえ、ほとんど何も信頼できるような解決策を提示できなかったとしても、かなり完全に秘密の形で親身になって、一生懸命話を聞いてくれたり、また他の人々には、決して大っぴらにできないような様々な人間的な欲望を晴らさせてくれたり、それから、たとえ一時的な気休めにしかならないとしても、ある程度の大金を優遇してくれたり、さらには日頃の悩みや苦労を、まるで何もなかったかのように一気に、ほぼすべて忘れさせてくれるような、いわゆる世間の倫理や法律に抵触するか、しないかというような、かなり特殊な商品やサービスを提供してくれることがあるのです。
ところが、これには、いろいろと問題があって、そうした日陰の商売の性質上、冷静に考えてみると、大金を使うだけで全く問題が解決されずに、だらだらと、かなり異常な生活や人間関係がどんどん増えるようになっていったり、また少しでも警察やマスコミにマークされれば、完全に犯罪、もしくは、その人の立場を完全に危うくするような性質の内容も、だんだんエスカレートしながら、どんどん増えてゆくことがあるのです。
Cecye(セスィエ)