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知ることと人間の欲求の関係について Part 24

 二つめは、ところが、これは人間であっても、他の知的な生物であっても、ほとんど同じだと思うのですが、そうした知的な欲求が、それほど簡単には満たされない場合、例えば、その後、どこかの段階で全くわからなくなってしまったとか、また途中で、とても難しく感じたり、とても苦しい大変な体験をしてしまったような場合には、どちらかというと、そうした「何かを知りたい」というような知的欲求ではなく、その反対の反知的欲求、つまり「大変だし、面倒臭いから、もう知りたいとは、ほとんど思わない」というような反知的欲求を強く感じるようになって、それ以降は、もうよほどのことがない限りは、少なくとも、自分がそう強く感じた物事に関しては、ほとんど何の知的欲求も感じないような状況になることが多いようなのです。

 ですから、こうした観点から見ると、人間であっても、人間以外の知的生物であっても、確かに自分が関心を持ったことを、できるだけ深く正しく知りたいというような知的欲求のようなものはあるのですが、ただ、それはその人間や生き物の生理的な欲求が、十分に満たされる範囲内に限定されがちであるということが言えるようです。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2017年3月22日 9:03 PM, スピリチュアリズム、霊界 / 知恵、正しさ



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