④すべての魂には、できるだけ深い感じで、物事をより深く知り、納得してみたいというような魂の欲求がある
四つめは、これは普段、あまり意識していない人が多いのではないか、と思うような内容になるのですが、人間であっても、また他の生き物達であっても、何かわからないことがあると、どうしても自分自身としてある程度、十分に納得がいくまで知りたいと思ってしまうとか、また何かを知ったら、さらにもっと十分に納得できるまで、よく知りたいと思ってしまうなどというような、要するに、単に何となくわかったというのではなく、できるだけ深くわかったと感じて、納得してみたいというような、ある種のもっと深い感じの魂的な知的欲求のようなものがあるように思われます。
こうした魂の欲求がある結果、この世界では少し不思議なことが、あちこちで起き続けてきたようなところがあるのですが、例えば、小さな生き物が単に一つだけで活動するのではなく、似たような他の小さな生き物達と一緒にくっついて活動するようになったり、また単に自分の周りにいろいろな生き物や物があることではよしとせずに、自分の周りの生き物や物に様々な方法で近づいてみたり、触り回ってみたり、また場合によっては、他の生き物達に噛みついたり、食べてしまうようなことをしたり、さらには、たくさんの似たような生物達が、ほぼ完全に融合するような形で一緒にまとまって活動するようなことが、あちこちで起きてきたようなのです。
これが人間のように多少、高等な生き物になるともっと進歩してきて、単に自然の世界で生きるだけでなく、自分の子供を抱っこして、お乳をあげたり、いろいろな世話をしたり、外敵から守ってあげたり、いろいろなことを教えてあげたりして、ある程度一人前になるまで大切に育ててゆこうとするようになるだけでなく、さらに自分とは直接関係ない異性や隣人のような人々とも一緒に生活して、もっと大きな共同体を営んでゆこうとするようになるようなのです。
そして、それもこれも元をたどってゆくと、自分自身や、自分の周りの人々や生き物達を単に知るだけではなく、もっと深い感じで一緒にくっついてみたり、一緒に過ごしてみたりして、自分自身の帰属欲求や承認欲求のようなものをもっと深い感じで、しっかり満たしてゆきたいというような、そうした強い魂の欲求があるからなのではないか、ということなのです。
Cecye(セスィエ)
2017年3月10日 9:03 PM, スピリチュアリズム、霊界 / 知恵、正しさ