2、人間は、様々な欲求を実現するために「何らかのことを知りたい」、「何らかのことができるようになりたい」というような知的欲求を持つことが多い
二つめは、これも小さな子供の例で喩えてみたいと思うのですが、例えば、小さな子供がママのおっぱいを飲んでいて、自分としては、まだまだ飲みたいと思っていたのに、突然飲めなくなってしまったとか、いつの間にか体の一部がとても痛くなったり、かゆくなったりしたなどというような感じで、要するに赤ん坊としては、まだまだ何かがしたいのに、突然できない状況になってしまったとか、あるいは自分の体に突然、何らかの痛みやかゆみのような不快感を感じた場合には、「どうしたら自分の欲求を叶えることができるのか」、あるいは「どうしたら自分の不快感を取り除くことができるのか」ということを、小さな子供なりに一生懸命考えていることが多いものです。
こうした観点から考えてゆくと、人間というのは、食べたり、遊んだりしたいとか、痛みやかゆみを減らしたいなどというような、その時々の自分が強く欲していることを何とか実現してゆくために、「何らかのことを知りたい」とか、「何らかのことができるようになりたい」というような知的欲求を持つことが非常に多いということが言えるでしょう。
Cecye(セスィエ)
2017年1月26日 9:03 PM, 知恵、正しさ