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人間の知性の働きについて Part 1

 今回から人間が、様々なことを知って、理解したり、記憶したり、そして考えたりしてゆくような人間の知性の働きについて、様々な角度から考えてゆきたいと思います。

 

人間の知性の働きについて

 人間の知的な活動の内容としては、大まかに言うと、だいたい、次のような十ぐらいの内容があげられるのではないか、と思われます。

 まず一つめは、普段、私達が、様々な物事を見たり、聞いたりする際の人間の知的な働きについて、考えてみたいと思います。

 そうした形で普段、私達が様々な物事を見たり、聞いたり、匂いを嗅いだり、触ったり、味わったりするような人間の五感を通して、様々な物事を認識するような知的な働きを、私達は、単純に何らかの物事を「見た」とか、「聞いた」とか、「匂いを嗅いだ」とか、「触った」とか、「食べたり飲んだり、味わったりした」とか、あるいは、そうしたことをもっとまとめるような意味で、何らかの物事を、感覚的に「感じた」とか、「知った(知ってる)」とか、「やった(体験した)」とか、あるいは、「その場所へ行った」というような形で表現しているように思われます。

※知的な認識をしたという意味で、ここでは過去形で多く表現しています。

 つまり、もっと簡単に言うと、人間が見る、聞く、嗅ぐ、触る、味わうというような肉体的な五感を通して、何らかの物事を、感覚的に「感じる」とか、「知る」というような知的な働きがあるということです。

 二つめは、そのような形で普段、私たちが、様々な物事を見聞きした際に、それほど深く考えることなく、すごく素晴らしいと感じたとか、何となく嫌な感じがしたとか、また、パッと反射的に何かを思ってしまったとか、すごく欲しいと思ったとか、あるいは、そうした物事と関係する何らかの内容を、パッと連想してしまった、というような知的な働きを、普段、私達は、わりと単純に何らかの物事を、少し考えるような形で「感じた」とか、「思った」とか、「何らかの衝動を感じた」とか、あるいは、わりと受動的な形で「連想した」などと表現しているように思われます。

 ですから最初に述べたような形で、単純に見聞きした後に、あまり深く考えることなく、ほぼ反射的に、次々と思い浮かんでくるような知性の働きを、普段、私達は、少し考えるような形で「感じる」とか、「思う」とか、「何らかの衝動を感じる」とか、わりと受動的な形で「連想する」というように表現しているのではないか、ということです。

※ここでは、人間が「感じる」ことについては、五感を通して、何かを見聞きするような意味と、そうした見聞きした際に、きれいだと思ったり、汚いと思ったりするような、何らかの感想を持つような意味の二つの意味に分けて、説明しています。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2016年5月31日 9:01 PM, おすすめ記事 / 知恵、正しさ



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