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職業と人生 Part 50

①物質的に豊かな社会になればなるほど、子供時代にあえて少しだけ物質的に不足したサバイバル的な体験をしていた方が、長い意味では、幸福な人生を生きやすいようなところがある

 まず一つめは、子供時代に何らかの形で、物質的に少し足りないとか、少しサバイバルが必要であるような体験をした人は、その後の人生において、物質的にある程度、豊かな状態が、どれほど幸せなことなのか、ということを単純に理解しやすいのですが、そうした体験のない人は、ちょっと物質的に不足があるだけで文句を言ったり、あるいは、ごくごく普通に豊かに生活できること自体を非常に苦痛に感じてしまうことがあるようなので、少し注意が必要なところがあるということです。

※これは決して、子供をずっと過酷な状況に置いたり、いじめたり、耐え続けることをよしとするような意味ではなく、基本的には、それぞれの子供に愛情を持って、才能をよく伸ばしてやるような育て方をするべきだが、そうした子供時代の間に少しだけ、ちょっと物質的に我慢が必要な体験や、自然の中などで、少し原始的な生活やサバイバル的な体験をするような機会を持った方が(単純に自然の中でキャンプ的な体験を楽しむようなことでもよいのですが・・・)、長い意味では、それぞれの人が、より豊かな人生観を持ちやすいのではないか、というような考え方になります。

※それから、これは少し残念な指摘になるのですが、その国の過去の歴史で結構、悲惨な戦争や破壊や略奪や混乱のあった国であればあるほど、そこに住む人々は、そうした戦争や破壊や略奪や混乱を心の奥底から嫌悪して、二度と絶対にそうした状況にしたくないと心から願うようになる傾向が強いようです(結果として、きれい事の浮ついた理想や建前は、ほとんど吹き飛んでしまい、身近な人々の話として、現実の悲惨な状況を肌で感じるようになっていることが多いので・・・)。ですから、そうした歴史のない国の場合には、他の国のそうした歴史をある程度、具体的に教えるか、あるいは、戦争やテロや犯罪や災害がもたらす現実の悲惨な状況について、子供時代にある程度しっかり教えておかないと、たくさんの人々の中には、いつの間にか無意識のうちに(目に見えない反世界の影響も大きいのでしょうが・・・)、物質的に豊かな社会を非常に嫌悪して、そうした文明の破壊や混乱に当たる戦争やテロや犯罪や災害のような危機的な状況が起きることに対して、なぜか、ものすごく魅力に感じるような異常な心理状態に陥ることがあるようなので、こうした点には、とても注意が必要なようです。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2015年6月16日 9:03 PM, 人生観、世界観 / 成功論、繁栄論 / 教育 / 社会、文化



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