⑦人間には、非常に厳しい大変なものであればあるほど、トライしてみたくなるような不思議な性質があるので、多少注意が必要なところもある
七つめは、これはあまり言われないのですが、人間には、かなり不思議な性質があって、人によっては、なぜか自分にあまり合わないものほど惹かれてしまうとか、無理と言われると、なぜかやりたくなってしまうとか、それをしたら失敗すると言われると、なおさら挑戦したくなってしまうとか、とても大変なものほど、強いやりがいを感じてしまうなどというように、これは人によって、その分野や方向性は、かなりマチマチなのですが、はっきり言うと、少しその分野について、知っている人から見ると、「それは普通、無理なのではないか」と言いたくなるようなものに、非常に価値や意義を感じてしまうような人が、時折いるものなのです。
残念ながら、その結果は、８割、９割ぐらいまでは、すでにそうした話をよく知っていたり、経験済みであるような人が、あらかじめ予想した通りの結果になることが多いのですが、それにも関わらず、なかには、そうした障害をみごとに突破していってしまうような人がいることもあるので、そうしたほんの一部の奇跡的な事例だけを聞いた場合には、やっぱりできるのか、と頑張って、粘り続ける人も多いのですが、やはり客観的には、そうしたことをすでによく知っていたり、すでに経験済みの人の予想通りの結果になることも多いようです。
それでは、そうした失敗を避けるためには、いったいどのような対策をとればよいのか、というと、これはわりと単純で、とにかく、その分野である程度、成功しているような人がいる場合には、そうした人の具体的な教えを乞うてみたり、あるいは、そうした分野に強いコネや引きがある専門の教室のようなところに通うのが、一番なのではないか、と思われます。
※後でも述べますが、それを実現することが、絶対に世の中のため、多くの人々のためになる、というような強い信念があるとか、他の人には無理に感じられたとしても、なぜか直感的に自分には、それができるように思われるので、とにかく試してみたいとか、よくわからないが、自分はどうしても、それをやらなくてはならないような気がするというような場合には、少し別なケースの場合もあるのですが、ここで言っているのは、少し異常な感じで、危険や苦労を好むようなタイプの人の場合は、多少考え方を変えた方が賢明なのではないか、というような話になります。
※あと、多少無理が効くようなある程度、若い頃に自分が興味を持った分野で、自分はどこまで出来るか、いろいろ試してみながら、現実の自分の可能性を見定めてゆくような方法もあるのですが、この場合にも、やはりある程度の冷静さや知恵は大事で、自分の体調やコンディションにはよく気を使って、誰かに客観的なアドバイスをもらったりしながら、犯罪や事故や怪我に遭ったり、自分の肉体や精神が壊れるような事態だけは、絶対に避けるような心掛けは、とても重要だと思います。
Ｃｅｃｙｅ（セスィエ）
