⑥死後の世界で心残りや執着が残らないように生前の段階から、より後悔の少ない、幸せな充実した人生を生きてゆくことが、とても大切である
第六には、これは東洋だと、昔からよく言われていることになるのですが、要するにその人が、生前に何らかの件に関して、ものすごく強い憤りや恨みを感じていたり、ものすごく強い執着や心残りを感じていた場合には、肉体的に死んだとしても、たいてい、そう簡単には、天国への関心なんて全然持てずに、そうした潜在的な意識が、ワッと表面に出てきて、「今すぐ生まれ変わって、何かをしたい」とか、「今すぐ、どこかに行って、何らかの恨みや憤りを晴らしたい」とか、「今すぐ何をしてでも、その場所に行って、自分の罪や過失を償わないと気が済まない」とか、「どこか絶対に人に見つからない所に逃げ込んで、今すぐ隠れたい」とか、「誰にも絶対に見つからないように自分の生前の秘密を、どこかに隠し切らなくては・・・」などというような精神的な衝動が起きてきて、わりとすぐに何らかの生まれ変わりの過程に入っていったり、あるいは、決して天国とは言えないような幽界のどこかの暗い領域に迷い込んだまま、ずっと出て来れないような状況になりがちだったので、こうした精神的な問題に関しては、生前はともかくとして、死後の世界では、かなり大きな障害になりやすいということが言えます。
ですから、こうした件に関しては、あまり他の人にものすごく隠さなくてはいけないような秘密や過失は作らないようにするとか、自分のやりたいことがあったら、あまり後悔の残らないような形で、少しずつ何らかの形で実現してゆくとか、他の人々への愛情や感謝の気持ちは、日頃からしっかり伝えておくとか、その反対に他の人に対して、何らかの恨みや憤りを強く感じている場合には、何らかの形で、この世的にうまく解決できるような行動をしてゆくことが、とても大切になるということが言えるようです。
現代人が死後、地獄のような世界に行かずに、わりと速やかに天国に行くために大切な内容としては、だいたい以上のような六つのことが言えるのではないか、と思われます。
Cecye(セスィエ)
2014年3月28日 9:07 PM, スピリチュアリズム、霊界 / 宗教、道徳