Light Symbol

国民の立場としては、党の公約と政治家個人の考えの違いは、もう少し寛容な目で見てあげてもよいのではないか

 前回に続き、少し前に書いていた文章になります。

 

国民の立場としては、党の公約と政治家個人の考えの違いは、もう少し寛容な目で見てあげてもよいのではないか

 今回は、現代の日本で、とかく誤解されがちな政党と政治家との関係について述べてみたいと思います。

 それは何なのかというと、たとえ、その議員や候補者が、何らかの政党に属していたとしても、基本的にそれは、その人個人や、その人を推す集団や地域の人々が、政治の世界で実現したい何らかの目的があって、その目的の実現のために、あえて多少の意見の違いを乗り越えてでも、「こういう話なら、ぜひとも応援したい」というような、できるだけ多くの人々が賛同可能な党の公約、つまり「こういう素晴らしい国や地域にしてゆこう」とか、「こういう素晴らしい未来を一緒に作り上げてゆこう」というような、かなり実現可能な政治目標を掲げて集まっている、言ってみれば、一時的な政治家の集まりに過ぎないようなところがあるのです。

 ですから当然、一人一人の議員や候補者や、あるいは、そうした議員や候補者を推している人々の集団としては、正直言うと、「党のこの公約には賛成できるけど、あの公約は、ちょっとね〜」とか、「この公約の実現には、それこそ命がけで望みたいんだけど、あの公約は、別のグループの人達の意見が中心だから、本当はそれほど関心がないんだ。だけど大切なのは分かるよ」などという具合に、具体的な一つ一つの公約の内容に関しては、一人一人の議員や候補者の立場としては、本当に心から賛成できることと、本当はそれほど関心のないものが、たくさん散りばめられているものなのだ、ということは、国民の側としても、ある程度客観的に理解しておくことが、とても大切なのではないかということなのです。

 

 続く・・・(少し前のページに戻ります)

 

Cecye(セスィエ)

2013年8月20日 9:03 PM, 政治



«

»

おすすめ記事

過去の記事