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知恵の獲得とは、さまざまな物事の間の原因と結果や共通点と違いの関係性や法則性や、最善の思考や行動上の原則や、最善の解決策を冷静に観察し調べて考え出し、マスターしてゆくことである

 もう少し知恵の話になります。

 

知恵の獲得とは、さまざまな物事の間の原因と結果の関係や、それらの間の共通点や違いや、それから導き出される何らかの法則性や、最善の思考や、行動上の原則や、最善の解決策を冷静に観察し、調べて考え出し、マスターしてゆくことである

 知恵の獲得のために、とにもかくにも重要なのは、単にいろいろな物事を自分自身の自然な体験のままに、何も気にせずに見聞きし続けてゆくのではなく、「Aという行為をしたら、Bになる」とか、「AにBを加えると、必ずCになる」とか、「Aが起きる前には、必ずBが起きる」とか、「Aの中には、必ずBが含まれている」とか、「AとBには、Cという共通点と、Dという違いがある」などというように、常に自分自身の身の回りのいろいろな出来事に対して、それらの間の原因と結果の因果関係や、相互の共通性や違いや、そこから考えうる何らかの法則性や、それから最善の思考や行動上の原則や、あるいは、最善の解決策というものを一つ一つ、しっかり考えて発見するのみならず、そうした中で、できれば、自分自身の日頃の最善の考え方や行動の原則として、しっかりマスターしてゆくことなのではないか、ということです。

 これは、単に学問的なことだけではなく、例えば、普段の仕事や生活においても、自分自身の身の回りのいろいろな出来事に対して、「AとBには、Cという共通点があるので、常にCということに気をつけていれば、自分は何度も失敗せずに、かなりの確率で成功し続けることができる」とか、「Aという行動は、何回やっても、うまく行かないので、冷静に考え直してみたら、Bという問題点が出てきたので、そのBという問題点を自分なりに考えて、Cという解決策を立てたら、今度はうまく行った」などというように、時折、よくよく考え直してみることが、とても大切なのではないか、ということなのです。

 ですから、これは学校であっても、仕事の世界であっても、ほとんど同じなのではないか、と思われるような話になるのですが、要するにいろいろな物事や自分自身の体験において、単に受け身の姿勢にならずに、常に自分自身の意識をある程度、はっきり持って、「今のこの出来事での成功点はこれで、失敗点はこれなので、失敗点は減らして、成功点を少しでも増やしてゆこう」とか、「この問題の本質はこれなので、今のままでは、いつまで経っても全然解決しないはずなのだが、もし、こういう解決策を行えば、原理的には解決するはずなので、とりあえず試験的に行動してみよう」などというように、常にいろいろな物事の原因と結果の関係や、それぞれの物事の共通性と違いや、それから、それらから導き出される最善の思考や行動上の原則や、最善の解決策というものを考え抜いてゆくことが、あらゆる知恵の獲得の出発点になっているのではないか、ということなのです。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2012年10月20日 9:03 PM, おすすめ記事 / 知恵、正しさ



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