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Q&A 明るい霊界観と暗い霊界観について Part 3

4、宗教的な信念や、この世的な固定概念をあまりに強く持ちすぎていると、それが災いして、死後、とんでもない迷いの世界に赴き、何十年経っても何百年経っても出れなくなることがあるので注意が必要である

 第四には、これはあまり知られていない話になるのですが、実は巷の宗教の中には、生前の段階から自分が死後赴くことになる世界をあらかじめ特定するというか、もっと正確に言うと限定するための「信仰」や「修行」と称する内容を一生懸命やっているところがあるのですが、これが意外なことにその人が死後の世界において、高次元世界の神仏のような光の存在達からの正しい導きを受けることを、かえって邪魔するような結果になっていることが非常に多いということなのです。

 ここでは例として、二つ取り上げたいと思いますが、まず第一には、いろいろそれなりに正しそうな立派な名目がついていることが多いのですが、要するに「地獄に堕ちたくなければ、他の人や他の宗教の言うことは絶対聞くな」とか、「とにかく一心に同じイメージを思い描いたり、同じ経文をずっと読み続けていれば、必ず極楽往生できる」というような宗教的な考え方があるのですが、私の知る限り、こうした宗教に深くはまった人は、死後、ほぼ間違いなく、本当の天国ではなく、それより下の四次元世界にある一種の「疑似天国」、つまり本当の天国とは、いっけんよく似ているけれども、本当は偽神仏が支配しているような、ちょっと怪しげな霊界に赴くことになるケースが非常に多いということです。

 第二には、これも非常に多いのですが、本人としては、よく分別していないにも関わらず、かなり人工的な疑似宗教のような思想、例えば、宗教というよりも、この世の権力者を一種の神仏のような存在として崇(あが)め、付き従うような考え方であるとか、あるいは常に自分の意見ではなく、自分の目上の役職や親や親族の言う通りに何でも従わなくてはならないというような考え方を持っていた人というのは、肉体を持って生きている間だけでなく、その人の死後においても相変わらず、その人自身の非常に強力な固定概念というか、信念のパワーによって自分の周りに生前とほとんど同じような世界を形作ってしまい、いつまで経っても自分が死んだことにすら気がつかずに、何十年でも何百年でも同じような生活を続けてしまうようなケースがあります。

 このように、あまりにも強い信念や固定的な世界観のようなものを持ちすぎていると、これは本人としては非常に意外なことであるのですが、死後、本当の天国とは全く違う一種の疑似天国のような領域に迷い込んでしまうようなことになったり、あるいは自分が死んだことにすら気づかずに、生前とほとんど同じような世界を自分の身の回りに一種の仮想現実のような形で投影して、何十年、何百年と過ごし続けるようなことになることがあるので、非常に注意が必要であるということです。

 

Cecye(セスィエ)

2011年7月21日 9:19 PM, Q&A  / スピリチュアリズム、霊界 / 宗教、道徳



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