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民主主義の基本原則は、立法、行政、司法の三権分立であるが、現在の日本では、この役割の違いが、いまだによく理解されていないように見える Part 2

2、立法府のメンバーである国会議員の元々の仕事は、内閣の仕事ぶりを、客観的にチェックすると同時に、国家全体を、より豊かに幸福にするための、さまざまな法律を作ったり、変えたり、廃止したりすることであるので、そうした国会議員の仕事ぶりのチェックを怠っていると、いつの間にか、彼ら以外の別の人々による政治支配が行われるようになるので、注意が必要である

 特に国会議員(立法府のメンバー)に関しては、元々の仕事は、単にその地方の代表ではなくて、その地方も含めた、国家全体を、より豊かに幸福にするための、さまざまな法律を定めたり、また、そうした法律を、状況に応じて、柔軟に変更したり、廃止したりすることが、そのそもそもの仕事であるのです。

 それゆえ、これは、考えてみれば、当然のことであるのですが、もし、これが出来ない人ばかりを、国会に送り込んでいると、結局、国民の代表ではない別の人達が、いろいろな法律や、その原案を作らなくてはならないような羽目に陥るので、当然、その国の国会は、そうした法律作りのエキスパート、つまり、たいていの場合は、一部の役人のような人達に、実質的に、その国の政治が、完全に牛耳られることになってしまう、ということです。

 ですから、特に国会議員の選択に関しては、その人が、どの程度、そうした国の法律作りや、その変更や廃止に関わったか、ということを、しっかりチェックする必要があります。

※ちなみに、よく日本では、法律の「改正」という言葉を用いるのですが、「改正」という言葉を使うと、「前の法律は、間違っている」、とか、「新しい法律は、いかにも絶対に正しいものだ」、というような、多くの人々の変な誤解や思い込みを生んで、その後、なかなか、再度の改正をしづらい雰囲気になりやすいのです。

 ですから、私は、たかが人間が作った法律に、そこまでの重みをつけて、動かしがたい雰囲気を作るのではなく、もう単純に、「その法律は、前の法律よりも、より合理的で、社会の実態に合った、より良いものに改善された」、とか、「改良された」、というような日本企業の看板名刺の一つである「改善」のニュアンスが出しやすいような、単なる法律の「変更」というような言葉に変えて、そして、もっと気軽に柔軟に、法律の変更や廃止を、状況の変化に応じて、素早く行えるような雰囲気に変更していった方がよいのではないか、というように、率直に考えております。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2011年5月24日 5:37 PM, 政治



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